○ ページ39
「結構進んだね。」
「あれ、部活じゃないの？」
「室長の仕事あるからって言ってきた。」
「え、でも私一人でもできるし、」
「馬鹿だねえ、Aは。
ほらこれ、あげるよ。」
「わ、」
ジェシーくんにぽん、と投げられたのは大好きなオレンジジュース。
ちゃんと買ってくれるんだ。
「それ任せてごめんな？」
「ううん、私に出来るのこれくらいだし。」
前に出て話すのが苦手な私と、字が汚いというジェシーくん。
ならお互いがカバーしようと、私が筆記でジェシーくんが司会をすることで落ち着いた。
「俺、Aの字好きだな。」
「っ、」
「丸文字じゃないんだけどめっちゃ綺麗で、な
んていうか、A！って感じする。」
好き、だなんて。
字の話なのに頭の悪い私は好き、の部分だけ切り取って頭の中で再生して勝手に恥ずかしくなってる。
「A？」
「…あ、ん？」
「ぼーっとして、なんかあった？」
何もないよ。
そういえば済むものを
「んー、どうだろ。」
「ええー、何それえ！」
なんて返す私は少しでもあなたの心にいることが出来てるのだろうか。
隣で騒ぐ彼を他所に、オレンジジュースにストローをさしてまたノートに写し出す。
彼の名前だけ、ちょっと丁寧に書いたことはきっとバレてはいないだろう。
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さやか - 更新楽しみにしてます！！今一番大好きな小説です！次の展開が楽しみです！！！ (2020年3月11日 3時) (
レス) id: c6815205a2 (このIDを非表示/違反報告)
しちみ - 毎日投稿されるのを楽しみにしてます！！ (2020年3月7日 1時) (レス) id: 50d56e7659 (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - まるさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミスト x他1人 | 作成日時：2020年2月2日 21時
