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北斗とあの子が2人で話してる。
しかも結構仲良さげ。
パニック。どういうことだ。
彼女？え、あの北斗に？
でも俺は、自分の好きな人を取られるなんて性にあわない。
そう思ったら体はすぐに動いていた。
「やっと見つけた。」
「うわ、」
「ねえ何その反応。」
北斗の方に少し寄った女の子。
北斗は怪訝そうな顔で俺を見る。
「ねえ、名前教えてって。
言ったべや次会ったら教えるって。」
「その次が来ると思ってなかった。」
「…待って、もしかして樹の好きな奴って、こい
つ？このチビのこと言ってんの？」
「北斗は一言余計なんだよ。」
呆れ顔で下から北斗を睨みつけてるけど、北斗のが断然背が高いからほぼ上目遣い。
待って可愛い。俺もそれで見てほしい。
「やめとけ樹、悪いことは言わねえから。」
「あ？てめ、俺の惚れた子にそんなこと言うな
よ。」
「え、惚れた？」
目をぱちくりさせてやっと俺と目を合わせてくれたその子は、みるみるうちに顔が赤くなっていく。
「可愛い。ねえ、名前教えてって。
あと連絡先も。」
「え、っと、」
北斗のため息が聞こえた。
「こいつは松村A。
お前の惚れた女は俺の妹だ。」
「…は？」
それからというもの、何とか連絡先を聞き出してデートに誘ったり、一緒に昼飯食うためにAちゃんがいつもいる中庭に行ったり。
去年までの俺がいまの俺を見たらきっと驚き、笑うだろう。
だったら俺はその倍笑って、言ってやる。
惚れた女の子一人追っかける方が、興味無い女誑かして遊んでるよりよっぽど楽しい、ってな。
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さやか - 更新楽しみにしてます！！今一番大好きな小説です！次の展開が楽しみです！！！ (2020年3月11日 3時) (
レス) id: c6815205a2 (このIDを非表示/違反報告)
しちみ - 毎日投稿されるのを楽しみにしてます！！ (2020年3月7日 1時) (レス) id: 50d56e7659 (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - まるさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミスト x他1人 | 作成日時：2020年2月2日 21時
