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「あ？あー、無理無理俺嫁いるから。」
「え？」「は？」
「ふっ、」「うーわ、」「…。」
「い"っ、た！てめ、北斗ォ！！」
蹴ってんじゃねえ！と、いますぐにでも殴りかかりそうな樹を抑えて隣に座らせる。
どういう訳か、北斗が樹の脛を蹴ったらしい。
それにしても真顔で嫁がいる、とか言うもんだから本気にしてしまったが真相が分からない。
「それ本気？」
「おう、当たり前だろ？」
「ちげえよ、こいつが勝手にそう言ってるだ
け。向こうは樹にこれっぽっちもなびいてない
から。」
こーちが目じりにシワを作り、クシャッと笑いながら言った。
ということは実質、
「片想い？」
「うるせえ！」
「こいつ去年までは周りが手に負えないくらい
女遊びしてたんだよ。」
俺にはまだ苦くてとても飲めないコーヒーをすすり、北斗が目線だけを樹に向けて呟いた。
「あー、そうだっけ。」
「お前の頭は鳥か？悪いことはすぐ忘れるん
か。」
「いちいちうぜえ言い方すんな？」
「いいんだな？そんなこと言って。」
「すいませんでした。」
なんでだろう、北斗に頭が上がらないのか樹はすぐに謝罪した。
なぜ、割と対極的な樹と北斗がこんなに仲がいいのか。
「なんで2人はそんなに仲良いの？」
「北斗って友だちいねーんだよ。
だから可哀想でさ。」
「また殴られたいか？」
「やめろ！」
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さやか - 更新楽しみにしてます！！今一番大好きな小説です！次の展開が楽しみです！！！ (2020年3月11日 3時) (
レス) id: c6815205a2 (このIDを非表示/違反報告)
しちみ - 毎日投稿されるのを楽しみにしてます！！ (2020年3月7日 1時) (レス) id: 50d56e7659 (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - まるさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミスト x他1人 | 作成日時：2020年2月2日 21時
