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女性かと思うくらい綺麗な顔立ち、夕日に照らされてキラキラと輝く金髪。
両手に抱えられた重そうな袋と、腰に巻かれたエプロンからきっとこの人はここの従業員。
「へえー、SixTONESって読むんだ。」
「うちのケーキ、めっちゃ美味いけど寄ってかない?」
「え、いいんすか!ジェシー、ここにしよう!」
「おう。」
からんからん、と可愛らしい音のドアベルと柔らかい雰囲気の店内。
いらっしゃいとカウンター奥で微笑む人は、太陽みたいな笑顔を俺たちに向けた。
「あれ、今日ジュリは?」
「もうすぐ来るだろ。」
「ふうん、あ、2人ともあそこ座って?」
「タイガの友だち?」
「ううん、お客さん。」
「そっか。はい、これ。」
やけにフワフワした空気が漂う二人のやり取りを案内された席から見つめてた。
慎太郎は物珍しそうにキョロキョロと店内を見回してる。
「…あれ、先輩じゃん。」
誰か分かる?と、俺の後ろを指さして小声で話す慎太郎。
気づかれないように一瞬振り返って見てみれば、確かに俺らと同じ制服を着た人が本を片手に座ってた。
俺たちの学校は学年ごとにネクタイの色が違う。
1年は緑、2年は赤、3年は青。
あの人は青だから、3年生だ。
けど、誰だか分からない。
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さやか - 更新楽しみにしてます!!今一番大好きな小説です!次の展開が楽しみです!!! (2020年3月11日 3時) (レス) id: c6815205a2 (このIDを非表示/違反報告)
しちみ - 毎日投稿されるのを楽しみにしてます!! (2020年3月7日 1時) (レス) id: 50d56e7659 (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます! (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - まるさん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます! (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミスト x他1人 | 作成日時:2020年2月2日 21時