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冷たい視線を向けるAに、相手の人は苛立ったらしい。
「あんたね、私が誰だと思ってんの？
ジュリの友だちよ？私が告げ口したら一発で学
校なんて来れなくなるんだから！」
ジュリ、とは誰のことだろう。
言動から察するに3年で権力を持ってる人なのだろうか。
ジュリさんが誰か知らないけれど、怒りで真っ赤になったいまのこの人ならやりかねない、そう思ってAを見てみるも表情は何一つ変わっていなかった。
「ジュリ、ね。まあ言ってみたらいいんじゃな
いですか？
てか、ジュリさんのお友だちなら何やっても許
されんの？馬鹿なんですか？」
「なっ…あんた、名前は？」
「2年5組24席、松村A。」
「ちょ、A、」
名前やクラス、席番まで教えたらもう何されるか分からない。
そんな状況で個人情報をばら撒くAも馬鹿なのか、慌てて止めるももう遅い。
覚えておきなさい、と悪役にありがちなセリフを吐き捨ててその人は歩いていった。
「ジェシーくん大丈夫だった？」
「俺は大丈夫だよ、でもA…」
「気にしないで？大丈夫だから。」
「その、ジュリさんって人…怖いんじゃないの？」
「怖くないでしょ、別に。
それに私は目の前で困ってる人を助けないほど非情な人間じゃない。」
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さやか - 更新楽しみにしてます！！今一番大好きな小説です！次の展開が楽しみです！！！ (2020年3月11日 3時) (
レス) id: c6815205a2 (このIDを非表示/違反報告)
しちみ - 毎日投稿されるのを楽しみにしてます！！ (2020年3月7日 1時) (レス) id: 50d56e7659 (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - まるさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミスト x他1人 | 作成日時：2020年2月2日 21時
