○ ページ17
「ジェシーくん、行こう？」
「ん！じゃあな！」
喋っていた男友だちに軽く手を挙げて挨拶をしたジェシーくんは、私の元へ走ってきてくれる。
それだけでも嬉しく思ったりして。
「どこでやるの？」
「会議室だって。」
「あー、あそこかあ。」
「先生の話聞いてた？」
「聞いてな…い！」
「ふふっ、なにそれ。」
変なところでタメで、自信ありげにそう発言したジェシーくんに思わず笑ってしまう。
「面白い？」
「うん、面白い。」
新しいネタに追加しよー、と嬉しそうに話すジェシーくんは一体何を目指しているのやら。
「Aは部活してないの？」
「してないよ。」
「中学のときは？」
「あー、帰宅部だよ。」
本当は部活に入っていて、終わりまで活動してたけどそんな話彼にはきっといらない。
暗い話なんてきっと好まないから。
私はただ笑い合えていたらそれでいい。
笑顔で溢れるジェシーくんの隣にいたいのだ。
「A？」
「ん？」
「着いたよ。」
がらり、と開けたドアを指さして私を先に入れてくれる。
こういう何気ない仕草一つ一つにドキドキしてしまう。
心臓が何個あっても足りない、とはこのことか。
「1番後ろの席だ、行こう？」
「うん。」
ジェシーくんのことを見てコソコソと話す、あの先輩たちの姿に嫌な予感がしたけどジェシーくんが気にしてないようだったので私もそこには触れず、席に着いた。
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さやか - 更新楽しみにしてます！！今一番大好きな小説です！次の展開が楽しみです！！！ (2020年3月11日 3時) (
レス) id: c6815205a2 (このIDを非表示/違反報告)
しちみ - 毎日投稿されるのを楽しみにしてます！！ (2020年3月7日 1時) (レス) id: 50d56e7659 (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - まるさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミスト x他1人 | 作成日時：2020年2月2日 21時
