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森本くんに購買でオレンジジュースを買ってもらい、朝の機嫌も徐々に治ってきたころ。
6時間目のLHRで役員を決めることになった。
私は去年、余った図書委員に無理やり入らされ、北斗と同じ委員会だったため仕事を押し付けられたという苦い思い出がある。
きっと北斗は今年も図書委員だろうから、絶対にそこには入らないと誓っていた。
担任の話術もあってか、続々と役員が決まっていく。
残ったのは室長だけとなった。
室長は何かと集まりや、クラスのまとめ役として動くことが多く放課後が潰れることも多々ある。
だからこそ誰もやりたくない。
「あとこれだけ決めたら、残り時間自由に過ごせんだけどなあ。」
残り30分。
私にとって30分はかなりでかい。
仮眠としても充分足りる時間だ。
クラスをぐるりと見回してみても、誰も手を上げる雰囲気はない。
ああ、もう、
「私やります。」
「お、ありがとう松村。
あとは男子だけだぞー。」
やってくれるなら誰でもいいから、早く手を挙げてくれ。
心の中で手を組み、必死に祈っていると肩を叩かれた。
「A、役員の掛け持ちって無理だよな？」
「あー、確かダメだね。」
そうだよなあ、とあからさまに落ち込む森本くん。
出会って一日だけど、彼の優しい人柄はひしひしと伝わっていた。
現にこうして、やろうとしてくれてた訳だし。
「ありがとうね、森本くん。」
「やだあ、急に言わないでよ照れるじゃな
い！」
昨日知り合ったとは思えないほどの距離の縮め方で、なんだかずっと一緒にいたかのように錯覚してしまう。
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さやか - 更新楽しみにしてます！！今一番大好きな小説です！次の展開が楽しみです！！！ (2020年3月11日 3時) (
レス) id: c6815205a2 (このIDを非表示/違反報告)
しちみ - 毎日投稿されるのを楽しみにしてます！！ (2020年3月7日 1時) (レス) id: 50d56e7659 (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - まるさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミスト x他1人 | 作成日時：2020年2月2日 21時
