おいいい神さまあああ ページ6
「んっ…」
意識がだんだんとはっきりしてくる。
戻ってきたんだ…リボーンの世界に。
って、こんなのんびりしてる場合じゃない!
「急いで、恭弥の所に行かな…い…と…」
そう思いあたりを見回すが、また辺り一面木に囲まれた森の中にいた。
…え?神さま?あれ、まだトリップしてない感じですか?
いや、でもあからさまに森の雰囲気が違う。
神さまもいないってことはトリップはしたのはしたけど、違う場所にしたってこと??
「おいいいい神さまあああ!!」
なんてことをしてくれたんだ!
ああ、これで完璧に遅刻だ…これも全部あの神さまのせい…
いや、あの神さまの言うことを信じた私が馬鹿だったんだ。
はあ、今何時だろ…少しでも早く行って、謝れば、恭弥も許してくれる、きっと。
私はいったん落ち着いて、ポケットに入っていた携帯を取り出す。
「あれ…、電源が切れてる…」
家を出た時は100%だったのに。
これは絶望すぎる。ああ、どうしよう。
「というか、ここどこ…」
一旦木の上に登って辺りを見回してみるか…
そう思い、木を軽々と登る。
「よっと…って、あれは…
ヴァリアー城?!」
なんと、目の前には立派なヴァリアー城があった。
ってことはここ日本じゃなくて、イタリアってこと?これ完全に私終わったんじゃ…
でもヴァリアー城ってことはベルとかフランもいるし、とりあえず助かった。
あ、ダメだ。そういえばヴァリアーのみんなも今日本にいるんだった…
「嘘でしょおおお」
どうしよう。もうほんとあの神さまめ…
でもずっと森の中にいるわけには行かない。
とりあえずヴァリアー城まで行って、誰かに事情を説明すればいいか。
「よし、とりあえず行こう。」
_____「おい、カエル。俺の視界に写るんじゃねえよ。」
「?!」
あれ、この声…
前から話し声が聞こえてくる。
「やめてくださーい。痛いですー。」
やっぱり!ベルとフランだ!
あれ?でもなんで、2人がここに…
「うっせ。くら…え…」
「どうしたんですか、センパイ。そんな声だし…」
ああ、やっぱりベルとフランだ。
相変わらず喧嘩してるなあ。
「なんで2人ともここにいるの?さっきまで日本にいたのに…」
「「…」」
「いや、私はいろいろあって気づいたらここにいてね?あはは、携帯の充電もきれちゃって、よかったら今日ヴァリアー城に泊まってもいい?」
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ゆん - 更新楽しみにしてます! (2020年5月11日 14時) (レス) id: 72cd235cd7 (このIDを非表示/違反報告)
amin(プロフ) - 優さん» なんと重大なミスを…訂正しておきます!教えてくださってありがとうございます!! (2019年9月8日 23時) (レス) id: e68881c356 (このIDを非表示/違反報告)
優 - この作品ミー好きなので更新楽しみにしてますー! (2019年9月8日 22時) (レス) id: 6bfe22f21c (このIDを非表示/違反報告)
優 - こんばんは!雲雀さんの口癖噛みじゃなく咬みですよー。 (2019年9月8日 22時) (レス) id: 6bfe22f21c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:amin | 作成日時:2019年9月2日 17時