懐かれてます。 ページ3
「そういえば、Aさん着替えてますねー？どこかに行くんですか？」
「あー、うん。ちょっとね、恭弥のところに…」
「は？王子を置いて他の男のところに行くとか浮気？」
「ストーカーはこれだから怖いですー。Aさんはセンパイの彼女じゃないですよー。」
「黙れよ。」
「いちいち、喧嘩しないでってば！」
「それじゃあ、遊べませんねー。」
「せっかくAに会えたのに。」
「私もできれば、2人と遊びたいけど、行かないと恭弥が怒るからさ。ごめんね。」
2人に別れを告げて、私は家を出る。
それから、しばらく歩いていると、前からゾロゾロと集団の影。
「Aさん！」
「あ！ツナ！それにみんなも！」
「ちゃおっス！Aじゃねえか、どこか行くのか？」
「うん…ちょっと恭弥のお説教を聞きに…」
「すっごい顔がやつれてるぞ…大丈夫か？」
「ありがとう。山本。どっちかというと大丈夫じゃない。今すぐにでも逃げ出したい。」
「またしょーもないことしたんでしょ。Aさん。」
「隼人…一生のお願いだから私の代わりに恭弥の所に行って！」
隼人の両手を掴み、お願いする。もう誰でもいいから身代わりになってほしい。
「なっ…//！」
「え、隼人？おーい。」
「おい、A。それくらいにしといてやれ。
それに、呼び出しは説教じゃないと思うぞ。」
「え？なんで？」
みんなの顔を見ると、みんなあーなるほど。みたいな顔をする。え、みんな分かったの？
「まあ、行ってみれば分かる。(ニッ」
「え、教えてよ！」
「ほんとAさんって鈍感だよね…;;;」
「ツナには言われたくない。」
結局教えてくれず、みんなは行ってしまう。
説教じゃないってどういうことだろ？
説教以外に呼び出す理由ってある…？
うーん、何だろう、新手のいじめかな…
「余計に行くのが怖くなってきた。というか…」
さっきから感じるこの不気味な気配。
「骸！いるんでしょ！」
「クフフ。さすがですね、Aさん。」
その声とともに現れる骸。なんで、今日はこんなにみんなに会うんだろう…
「聞きましたよ。雲雀恭弥のところに行くんですか？」
「そうだよ。呼び出されたの。」
「クフフ。なるほど、それは行かせられませんね。」
「いや、これほんと割と死活問題だから、通して。」
「もし行ったらもう一生外に出れないかも知れませんよ。」
「は？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 114人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「トリップ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆん - 更新楽しみにしてます！ (2020年5月11日 14時) (
レス) id: 72cd235cd7 (このIDを非表示/違反報告)
amin(プロフ) - 優さん» なんと重大なミスを…訂正しておきます！教えてくださってありがとうございます！！ (2019年9月8日 23時) (レス) id: e68881c356 (このIDを非表示/違反報告)
優 - この作品ミー好きなので更新楽しみにしてますー！ (2019年9月8日 22時) (レス) id: 6bfe22f21c (このIDを非表示/違反報告)
優 - こんばんは！雲雀さんの口癖噛みじゃなく咬みですよー。 (2019年9月8日 22時) (レス) id: 6bfe22f21c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：amin | 作成日時：2019年9月2日 17時
