諦めました。 ページ14
私が10年前、自らの意思でいなくなったかもしれないと分かりみんなの表情が曇る。
これは足の手錠の不回避決定なんじゃ…
「とりあえず、詳しい話はこっちに戻ったら聞くから…雲雀さんがそっちに着くまで大人しくしてること。分かった？」
「…」
「返事は？」
「はい…」
私が返事をすると、そこで通話が切れる。
大人ツナが怖い…この10年の間に可愛さが消え去ってる…
あああ、もう！
神さまが私を戻す時間と場所さえ間違わなければこんなことにならなかったのにー！
「持ってきましたー」
フランがそう言って部屋に入ってくる。
右手には手錠。
「ね、ねえ、ほんとにつけるの？足にも」
「はいー。」
「私ほんとに逃げたりしないし。ほら、トイレとかもあるし…」
「トイレとかの時は外しますよー」
「で、でも！」
「…大人しくしろ。」
「…は、はい。」
そうだ…私今ザンの膝の上にいること忘れてた。
これ以上抵抗してザンの機嫌を損ねたら終わりだ。もう諦めるしかないか…
ガチャンッ___
そして、私の両足に手錠がかけられる。
「…なんだか私が悪いことしたみたい。」
「十分悪いことしましたよー。10年間も行方不明になってみんなを心配させたんですからー…」
「いや、だからそれは…」
私のせいじゃないんだって…
ていうか、普通ここまでする？私どれだけ信用されてないんだろ…
「Aをこの部屋に置いとくって言っても、ボスも仕事があるんじゃねーの？」
「なんならミーの部屋に来ますかー？」
「はあ？カエルの部屋より王子の部屋がいいよな、A？」
「てめえらは、任務があるだろうがああ！」
「…Aはこの部屋に置いておく。てめえらはさっさと任務に行け。」
「…はーい。Aさん、ちゃんとここにいてくださいねー？」
「ボスがそう言うなら…A、王子の許可無しにいなくなるんじゃねーぞ。」
「分かった分かった。任務頑張ってね。」
この手錠でどうやっていなくなれと言うのか…
2人はあまり乗り気じゃない感じで部屋を出ていく。
「じゃあ、俺もいくぜえ。Aまたな。」
スクもそう言って部屋を出て行くと、部屋には私とザンの2人っきり。
すると、いきなりザンが私を担いで、ベッドに放り投げる。
え？え？え？何これ、なんで私ベッドに投げられたの？？
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ゆん - 更新楽しみにしてます！ (2020年5月11日 14時) (
レス) id: 72cd235cd7 (このIDを非表示/違反報告)
amin(プロフ) - 優さん» なんと重大なミスを…訂正しておきます！教えてくださってありがとうございます！！ (2019年9月8日 23時) (レス) id: e68881c356 (このIDを非表示/違反報告)
優 - この作品ミー好きなので更新楽しみにしてますー！ (2019年9月8日 22時) (レス) id: 6bfe22f21c (このIDを非表示/違反報告)
優 - こんばんは！雲雀さんの口癖噛みじゃなく咬みですよー。 (2019年9月8日 22時) (レス) id: 6bfe22f21c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：amin | 作成日時：2019年9月2日 17時
