お隣さん。【JK】

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いつもと同じ時間に着く学校。





「…はぁ」





グクは寝起きが悪いから置いてきた。





…てのは言い訳で





本当は、別に起こそうともしなかった。





だって、学校までの時間が気まずくなったら





1日のスタートとしてどうよ？ってね。





みんな続々と登校してくる。





(ガタッ)





来たよ。





ほんといつも何を入れてんのよそのでかいリュックは。





(ガラガラッ)





先生「おはよう！」





「「「おはようございます」」」





先生「今日は席替えするわよ〜！」





…もうそんな時期か。





無意識にグクの背中を見つめる自分がいる。





先生「引いた番号の席に、明日から座ってね。

じゃあ今日も1日頑張りましょう！」





こいつの後ろも今日で最後か、





まあいんじゃないの。





ぼーっと見ているとその背中がくるっと振り返る。





JK「…(じーーーー)」





「…なに。」






JK「何番？」





黙って自分の引いたくじを見せる。





わたしの番号は"26"





すると何やらニヤッと笑ってこっちを見るグク。





「なに。」





JK「じゃんっ」





グクがヒラっと見せたくじには





"27"





の文字。






わたしの後ろ…





「……。」





JK「むすっとすんな。」





…あんた昨日のことは無かったことにしてんの？





なんでそんなに通常運転なのよ。





「別に。」





また席近いの、嫌なわけじゃないんだけどね。

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