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『…待てない。』





抵抗したはずの私の手はグイッと引き寄せられて





一気に至近距離になるグクの顔。





おでこに触れたその前髪がくすぐったくて





さっきしたシャンプーと同じ香りがして





JK「…逃げないの。」





ただじっと見つめ返すとその顔がさらに近づく。





たまらず私はぎゅっと目を閉じた。





………





((ピコンッ))





……ん?





…………え。





グクが私の手首を掴む力が弱まる。





ゆっくりと目を開けると、





とろんとした目で私を見ているグク。





JK「見なよ。」





「…………。」





チラッと通知のきた画面に目を落とす。





サラん、全然いいよ





サラさん、この絶妙なタイミングはなんですか。





ちょっと落ち込んでる自分がいるのは





きっと気のせい。





JK「良いって?」





「…うん。」





JK「…そ。」





それだけ言うと





パッと手を離して立ち上がる。





「…寂しいんじゃないんですか。」





JK「…」





「ねえ、なんか言っ…」





JK「あれは冗談。」





…なにそれ。





そのままグクはソファに寝転んで毛布にくるまる。





…いっつもこう、からかわれて





私はそのたびに期待して、振り回されてばっかり。





悔しくて、ベッドのシーツをぎゅっと握った。





JK「電気消すよ。」





「…勝手にしろ。」





そう言って潜り込んだベッドはグクのにおい。





ムカついているはずなのにその匂いに






胸が締め付けられるような落ち着くような。





カチッて





グクが電気を消す音が聞こえたから





私は目を閉じた。

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うぉにょな - 初めてこのようなものを見ました!最高です!はまりました(笑) (2022年7月27日 20時) (レス) @page1 id: cdd05df777 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんた(プロフ) - りーんさん» 嬉しいです!ありがとうございます!続編もよろしくお願いします! (2018年12月9日 12時) (レス) id: 02c4569023 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんた(プロフ) - ソヨンさん» ありがとうございます!レス遅くなりすみません。続編もよろしくお願いします! (2018年12月9日 12時) (レス) id: 02c4569023 (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅちゃん - めっちゃドキドキします!更新頑張ってください!!! (2018年11月27日 8時) (レス) id: b8be0b3ae1 (このIDを非表示/違反報告)
りーん(プロフ) - とても見ててそわそわします!!お忙しいとは思いますが、更新楽しみにしています!!楽しい作品ありがとうございます!! (2018年11月26日 21時) (レス) id: d6f17e48e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽんた | 作成日時:2018年11月11日 20時

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