お隣さん。【JK】

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(パタン)





部屋について





ドアにもたれたまま座り込んでしまった。





「ふぅ………疲れた。」





こんな怒涛の1日、一生でもうないと思う。






重い体を持ち上げてやっと部屋に入る。






引っ越しの整理も済み完成した部屋の中





１つだけ不自然に残る段ボールが目に入った。





中身は今まで受賞したトロフィーと、





あとはレッスン着。





「またお世話になります。」





そう言ってタンスにしまって、トロフィーも飾ってみた。






今日は風呂入って早く寝よう。






「…あ。」





グクのレッスン着洗って返さなきゃな。






脱ぐときにまたふわっとあの優しい匂いがして





不覚にもドキッとしてしまう。





自分の気持ちを払いのけるように





ブンブンと手で空気を払った。





風呂に入っても





布団に入っても





なんだか落ち着かない。





たまに壁の向こうからする物音まで





気になってしまうんだから





私おかしい、おかしいよ。






変なやつと出逢ってしまった感、拭えない。

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