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ページ49

『そもそも、デートなんて私には縁遠いさ』

「彼氏、出来ないもんね」

『作らないだけですぅー』

「負け惜しみ……」

『お前帰ったら覚えてろよ。つか、私が彼氏が出来る日なんてSEVENTEEN辞めでもしないと来ないわ』





「…どうして?」

『出会いがないから』





会う人会う人みーんな同業者。か、裏方。

そんな人を信用なんて出来ないし、仲良くなるのもあんまり気乗りしない。










「出会いはそこら中にあるもんだよ」

『なんだ、急にドラマの様なセリフなんて言って』

「そしてすぐ近くにあるもんだよ」










ないない。

すぐ近くにあって、私が気づかないわけがない。

こんなにときめきに飢えてるのに……()





『ん?待て、ジョシュア。まさかお前はいい出会いがあったと、そう言いたいのか?』

「…………結構前から?」










はあ!!??

コイツっ………仕事もプライベートも充実してるってことじゃん…!!!





『……よかったね。…幸せそうだなおまえ』

「うん、幸せだよ」

『ハァーーーー…………憧れちゃうわぁ…』





わざと遅刻して、食パンでも咥えて町中走り回ればなんとかなるかな……。

そこから運命の再会でもして、「あっ…キミはあの時の!」『あなたはっ…!!』……みたいな。





『……ハハ、ないか』

「Aって好きなタイプとかないの」





『外見の?内面の?』

「じゃあ、外見」

『うーん…………』





兄貴に似てなきゃいいかな。

………あー、でも前に好きだった人に似てるのも嫌だな。





『…………おくぶたえ』

「随分ピンポイントだな」










『ほんで、160cm台の人か……190cm台の人…』

「170から180cm台の人間に恨みでもあるの?」










『あとは…髪の毛が綺麗な人。清潔感がある人。ワックスギトギト、オイルベトベトの男とか無理。殺す』

「やっぱり恨みあるよね」










『もっと絞れば、清潔感さえあればいいかな』

「フーン」





なんでリアクションうっすうすやねん。













「………内面は?」

『この私を愛せるかどうか。ハハハ、なかなか難しいぞ』

「そうだね。ギャルゲーの隠れキャラを攻略するくらい難しいね」

『…そこまでじゃないし』

▽→←▽



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作品ジャンル:タレント
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作者名:歓楽街 | 作成日時:2023年2月18日 13時

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