SEVENTEENの太陽【2nd】 (ページ39)

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▼心残りページ39

『ディズニーランド、行きたかったなぁ…』

「東京の？」

飛行機の窓から離れていく日本を見下ろして、今回の心残りをひとつ呟く。

すると、隣に座っていたジュニがお菓子を食べながら聞いてきた。

『うん。まぁ今回はそんな時間はなかったけどね、余暇があったら行きたい』

「ヌナ」

『ん？…むごぉっ！？』

振り向きざまに激烈に酸っぱいグミを口の中にねじ込まれた。

『ひゅっぺぇあああっ！！！』

「機内は静かにね」

えっイジメ？？嫌がらせ？？

『あんろひゅもりら(なんのつもりだ)……』

「じゃあ今度日本に来た時に、僕と行こうよ！」

嬉しいお誘いなのに、唾液の多量分泌のせいでなにも言えない。

大胆な嫌がらせだなムンジュニ…。

『……………せ……せやな…』

酸っぱすぎて首が痛い……。

『もう私、お前の味覚には付き合えない…』

「え〜なんで？？おいしいじゃん！」

『体に良くないよ！！キンキンの水を飲むくらい良くない！』

「そこまでじゃないでしょー」

『このいたずらっ子め…』