▽ ページ13
「なんでヌナ疲れてんの?」
『……3回撃たれた』
人生最大レベルに精神的疲労を感じたせいで、背中にのしかかってくるジュニにキレる元気がなくなってしまった。
『もぉ〜、なんでジュニ代わってくれなかったの…』
「そんな事言われても」
私が3回も撃たれた事でイ ジフンとかなんとか言うちっちゃいのが、嬉しそうに笑っていたのを私はずっと忘れないだろう。
「頑張ったねヌナ、えらいえらーい!」
『…てんきゅ』
なんか今の褒め方の感じ、ママを思い出すわ…会いたくなっちゃうわ。
『そう言えばジュナ、今回の髪色明るめでいい感じだね』
「ありがと!僕も気に入ってるよ」
そこまでで終われば素直でかわいいが、「まあ僕はいつでもアジュナイス〜♪」とか言ってるのでデコピンくらいしてもバチは当たらんだろう。
「痛っ!!えっ、なに!?」
『これだからイケメンは…』
「あー、僕がイケメンすぎてかぁ」
『もう1回していいか』
「やだよ!痛かったもん!」
おでこ隠して逃げられたので追いかけたら、「変態がジュニ襲ってる…」とかほざきやがるウォヌがいたので、右ストレートを繰り出したけど避けられた。
「もうやだ〜ヌナってば物騒なんだからぁ」
『クネクネすんな!!』
「そんなんだから彼氏の一人も出来ないのよ」
『う…うぜぇ〜〜……!!』
いいよなお前らは!!女に困らなそうなビジュアルに生まれて!!
父ちゃん母ちゃんに感謝しろ!!!
528人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:歓楽街 | 作成日時:2023年2月18日 13時