私たちの恋愛１０最終章 (ページ45)

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父「女房を働かせるごたん、つまらん男に大事な娘はやれんけんな！！そいに、女は家ば空けんで、しっかり旦那ば支えて、子供の側におってやらんば！そがんせんば、上手く行くもんも、上手くいかんごとなるとさ！それが俺の考えけん！」

というか、方言ばかりで何言ってるのか分からないんじゃ…

紫耀「はい！！お父さんの言う通りです！」

分かったのかな？

A「何かごめんね…。こんなんで…」

母「なんでよ？この男らしくて、分かりやすいのがお父さんの素敵なところでしょ？」

A「どこが？分かりにくくて、素敵でも無かったんだけど…。方言で話す、ただただ顔が怖いおじさんだったよ？いきなりの謎の質問タイム始まるし…」

父「やっぱりこんな時は、父としての威厳を見せとかんばけん、気合い入れたとさ。そがん怖かったか？平野君ごめんね？」

紫耀「いえいえ！素敵でした！」

母「そうよね！お父さん、素敵だったわー」

父「そうか？笑」

母「うん！素敵！」

兄「始まったな…。」

シンジ「そうっすね…。」

A「始まったね…。じゃあ、切るね？また連絡するね？あっ、籍を入れるのは、来年の5月だから。その前に近いうちに婚約発表の予定。じゃあ、またねー。」

急いで通話を終わらせた。

紫耀「えっ？良かったの切って。」

A「うん。あのままだと、それぞれのいい所をみんなで言い合って、結果両親がうふふってなるっていう謎の時間に持ち込まれるから…。ごめんね？何か面倒なのうちの家族。今頃、お兄ちゃんもシンジも捕まってるはずだよ…。」

紫耀「いつも仲良さそうでいいねAの家族。」

A「そうだね。仲は良いと思うよ。」

紫耀「俺達も仲良し家族作ろうね？」

A「うん！」

紫耀「愛してるよ。ずっと、ずっと幸せにするからね。」

A「私も愛してるよ。幸せになろうね。」

それから、タカだけには婚約した事の報告を済ませた。
良かったな、幸せにな。と、喜んでくれた。