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一歩図書室に入ると綺麗な顔の人が寝ていた。
『あ、あの…、起きてください。』
バサァッ
風が吹いた。
少し動いたその人の顔が見えてしまったんだ。
『あ、』
この人、知ってる。
"目黒蓮”先輩だ。
名前も顔もかっこいい人だ。
よく深澤くんと一緒にいるから…
知ってる。
すっっごいモテるらしい。
ファンクラブまであるとか…
あぁ、こんな凡人が先輩の寝顔を見たなんてファンクラブの人が知ったら、
私はどうなってしまうんだ…？
そう考えただけで怖かなってきた。
阿部先生、ごめんね？
だって起きないんだもん。
心の中でつぶやいて私は図書室をあとにした。
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作者名：ましゅまろーる！ | 作成日時：2020年11月22日 0時
