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小さく笑ったジヨン先輩が、すっと近づいてくると
そっと重なる唇
柔らかい温もりだけが僅かに残るような軽いキス
それだけでまた顔が火照ってしまって
｢また顔真っ赤。｣
｢だって、先輩が急に…………しかも何回も、｣
｢うん？だってAがキスして欲しそうな顔してんだもん。」
ジヨン先輩の言葉があたしの体温をいとも簡単に上げて
「違う？」
ちょっと口角を上げて意地悪そうなジヨン先輩
｢…………違わ……なくない……です。」
途切れ途切れに、吐き出した本音
これがあたしには精一杯だったけど
｢ん？どっち？｣
｢…………わかってるくせに。｣
｢良かった。俺も。Aにキスしたかったし。」
寄り添うように、ほっぺたを近づけて
内緒話をするように耳元で囁かれて
何度も触れる唇が
離れるたびに、すぐに熱を失うけど
そのあとすぐに、またキスされるから熱に浮かされたように熱くなる
ほっぺた
おでこ
耳たぶ
そして唇
小さなキスがたくさん降ってきて
だんだんと深くなる
あたしはそれについてくのが、やっと
抱きすくめられた身体が熱くて、心臓が破裂しそうで
握りしめられた指が
笑いかけてくれるその顔が
あたしを、ジヨン先輩の特別にしてくれるのが嬉しかった
家へと向かう途中、ずっと手を繋いでいたから
頭の中は、ぼんやりふわふわしていて
｢送ってくれて、ありがとうございました。｣
｢ん。｣
見慣れたマンションの前とジヨン先輩
ぼやけた月があたしたちを見ていて
“あたしも、ジヨン先輩は好きになりませんよ？”
あの夜の光景が脳に突き刺さった
あのときは、振りほどいた手と
あたしはいま、手を繋いでるたら
遠い遠い
過去の話みたいに思えてくる
｢じゃあ、そろそろ帰るわ。」
｢あ、はい。」
あ、帰っちゃうんだって
ふいに、寂しくなっちゃって
｢だから、その顔なに？」
｢え？どんな顔してますか？」
｢帰らないでくださいって……そんな顔？」
くはっと笑うジヨン先輩に
心の中を当てられたようで、恥ずかしい
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merry(プロフ) - なつこさん» なつこさん！お返事遅くなりました(>_<)未だに不安定な状態で心配事もたくさんありますがわたしもなつこさんとまたお会い出来るように準備しております！体調をくずされませんようお元気でお過ごしください！ (2020年6月3日 23時) (
レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
なつこ - お元気ですか？見えない敵と闘いつつ、もはや共存していかなければならない今になって、自由やありのままの生活のありがたさに気づきました。merryさんと再会できることを願っています。ご自愛ください。 (2020年5月9日 22時) (レス) id: c319d287df (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - たかさん» たかさん！いつもありがとうございます。たくさん更新出来いことや、色々思い悩んでましたがこんな素敵な言葉を頂けて嬉しくて幸せです。テテちゃんのお話とジヨン先輩のお話楽しみにお待ち頂けるとありがたいです(*^^*) (2020年2月26日 0時) (レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
たか(プロフ) - merryさん！とりあえずお疲れ様でした。そして新しいお話ありがとうございます！テテにも素敵な幸せが来ること楽しみにしています。 (2020年2月22日 0時) (レス) id: b941ac7055 (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - ともこさん» ともこさん！わーん(><)ひとつひとつ言葉を大切に読んでいただけて本当に嬉しくて泣きそうです。これから甘々なジヨン先輩を想像していまからにやけてます。本領発揮したジヨン先輩のターンをもう少しだけお待ちくださいね！いつもありがとうございます！ (2020年2月7日 1時) (レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：merry
| 作成日時：2019年9月19日 20時
