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唇が触れては離され、また触れる
優しくて柔らかいキスだったけど
ゆっくりと触れる唇の感触が、ダイレクトに脳まで染み込んでくるみたいで
心臓はすごい速さでばくばくと動いて
息なんか出来なくて、もう苦しいぐらいで
夜風の冷たさなんて、感じさせない
お互いの温もりだけで、身体が溶けちゃうんじゃないかっていうくらい…………熱くて逆上せそう
極限の緊張状態と酸素不足で
崩れそうな身体を、ぐっと強く抱き寄せられて
息が止まりそうな口付けに、ただ身を任せるしかなくて、ジヨン先輩の服をぎゅっと握った
唇が離れたら、すっかり息が上がってしまっていたあたしを
余裕の微笑みのジヨン先輩が見下ろす
｢なんて顔してんの？｣
｢え？｣
｢息止めてた？すげぇ耳まで真っ赤。｣
｢うそっ、｣
くすりと笑われたのが恥ずかしくって、両手で耳を隠すように包むと
手のひらに熱に浮かされてるあたしの体温が伝わった
自由になったはずの身体が、ぐいっと抱き寄せられて
至近距離で目が合うと、悔しいほど綺麗な顔にどきどきする
｢どうした？｣
｢別に、なんでもないです。｣
ジヨン先輩に見惚れてました、なんて恥ずかしくて言えるわけない
だから、いつも通りにそっぽ向いて素っ気なく返していた
ほんとは…………素直にジヨン先輩に甘えることが出来る可愛い女の子になりたい
だけど、そんな“理想像”にいますぐなれるわけもなくて
｢…………先輩は、どうしてあたしを…………好きになってくれたんですか？｣
こんな可愛げもないあたしのこと
ジヨン先輩はこの先も変わらずに好きと思ってくれるのかなって…………募った不安がぽつりと口から飛び出してしまった
｢Aのこと考えると、変になんの。ぎゅうぎゅうに押し潰されるように心臓が痛くなったり。｣
ジヨン先輩の手のひらが、さらりとあたしの髪を撫でる
｢恋とか愛とか……もうよくわかんなくなってて、もう誰かのこと好きになったりしないと思ったのに。Aのことばっか考えてんだよね。
なんだ。こんなにそばに、あったんじゃんかって。｣
ジヨン先輩の綺麗な目が、まっすぐにあたしを見ていて
ぎゅう
と胸の奥で“愛おしい”って心が震える
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merry(プロフ) - なつこさん» なつこさん！お返事遅くなりました(>_<)未だに不安定な状態で心配事もたくさんありますがわたしもなつこさんとまたお会い出来るように準備しております！体調をくずされませんようお元気でお過ごしください！ (2020年6月3日 23時) (
レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
なつこ - お元気ですか？見えない敵と闘いつつ、もはや共存していかなければならない今になって、自由やありのままの生活のありがたさに気づきました。merryさんと再会できることを願っています。ご自愛ください。 (2020年5月9日 22時) (レス) id: c319d287df (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - たかさん» たかさん！いつもありがとうございます。たくさん更新出来いことや、色々思い悩んでましたがこんな素敵な言葉を頂けて嬉しくて幸せです。テテちゃんのお話とジヨン先輩のお話楽しみにお待ち頂けるとありがたいです(*^^*) (2020年2月26日 0時) (レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
たか(プロフ) - merryさん！とりあえずお疲れ様でした。そして新しいお話ありがとうございます！テテにも素敵な幸せが来ること楽しみにしています。 (2020年2月22日 0時) (レス) id: b941ac7055 (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - ともこさん» ともこさん！わーん(><)ひとつひとつ言葉を大切に読んでいただけて本当に嬉しくて泣きそうです。これから甘々なジヨン先輩を想像していまからにやけてます。本領発揮したジヨン先輩のターンをもう少しだけお待ちくださいね！いつもありがとうございます！ (2020年2月7日 1時) (レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：merry
| 作成日時：2019年9月19日 20時
