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枯葉が風にくるくる舞いながら
足元を転がると、少しだけ肌寒さを思い出した
手を繋いでゆっくり歩き出したジヨン先輩
あたしは繋がれた手を見つめて歩く
ぽつりぽつりとたわいもないことを話出した先輩
好きな食べ物とか好きな色とか
出会って5年は経つのに、お互い知らないことが多くて
ひとつずつ、先輩のことを知って
ひとつずつ、あたしのことを知ってもらえて
胸の奥がどくん、と嬉しそうに跳ねる
｢明日ってなにしてんの？｣
｢特に予定はありませんよ？｣
｢じぁさ、飯でも行く？｣
｢は、はいっ、｣
｢珍しく即答だな。｣
緊張して、食い気味に返事をしてしまったあたしを可笑しそうに先輩が笑うから、恥ずかしい
初めて手を繋いだわけじゃないのに、まるで初めてのような感覚で
どきどきして、苦しくって
この胸の高鳴りが先輩にまで聞こえそうで
嘘みたいで、夢みたいで、まだ信じられないくらい
最後の最後に、一歩を踏み出せたのも
想いを伝えられたのも
ぜんぶが、テテのおかげで………
｢わっ、｣
先輩が、急に強く手を引っ張るから
ぐらりと身体が傾いて、先輩に少し凭れ掛かる体勢になる
｢……先輩？｣
｢俺以外のこと、考えてただろ？｣
｢え？｣
｢あいついつも自由で素直だもんな。俺は感情を押し殺して嘘つくことしかしてこなかったから。｣
｢……｣
｢なんか不安で、Aの気持ちが離れたりしませんようにって……さっきからお前のことばっか、考えてんの。俺は。｣
口尖らせて、足元の石なんか蹴っ飛ばして子どもみたいにいじけた先輩
その姿と言葉に、胸がきゅぅってなってしまって
｢あたしも、不安になります。先輩モテるし…他の、可愛い子の誘惑もたくさんあるだろうし……｣
思わず口から出た言葉に、先輩がふはっと吹き出した
｢……そんなに笑わないでくださいよ。｣
今度はあたしがむーっと唇を尖らせて俯けば
｢Aが好きなんだから仕方なくない？｣
自分がどんな顔してるかわかんないけど、かぁっと熱くなるのを感じて
「A？」
優しく呼ばれて、顔を上げてしまったら
｢好き。すげぇ好き。｣
そんな甘い言葉と一緒に
先輩の唇が、そっと触れて
先輩の香りがあたしを包むから
好きで、心が身体が押し潰されそうになった
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merry(プロフ) - なつこさん» なつこさん！お返事遅くなりました(>_<)未だに不安定な状態で心配事もたくさんありますがわたしもなつこさんとまたお会い出来るように準備しております！体調をくずされませんようお元気でお過ごしください！ (2020年6月3日 23時) (
レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
なつこ - お元気ですか？見えない敵と闘いつつ、もはや共存していかなければならない今になって、自由やありのままの生活のありがたさに気づきました。merryさんと再会できることを願っています。ご自愛ください。 (2020年5月9日 22時) (レス) id: c319d287df (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - たかさん» たかさん！いつもありがとうございます。たくさん更新出来いことや、色々思い悩んでましたがこんな素敵な言葉を頂けて嬉しくて幸せです。テテちゃんのお話とジヨン先輩のお話楽しみにお待ち頂けるとありがたいです(*^^*) (2020年2月26日 0時) (レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
たか(プロフ) - merryさん！とりあえずお疲れ様でした。そして新しいお話ありがとうございます！テテにも素敵な幸せが来ること楽しみにしています。 (2020年2月22日 0時) (レス) id: b941ac7055 (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - ともこさん» ともこさん！わーん(><)ひとつひとつ言葉を大切に読んでいただけて本当に嬉しくて泣きそうです。これから甘々なジヨン先輩を想像していまからにやけてます。本領発揮したジヨン先輩のターンをもう少しだけお待ちくださいね！いつもありがとうございます！ (2020年2月7日 1時) (レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：merry
| 作成日時：2019年9月19日 20時
