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意識してゆっくり呼吸しないと過呼吸になりそう
好きだって言ってしまった……
告白するなんて初めてのことで、言ったあとどうしたらいいのかわかんなく
改札を通って行く人たちの視線がちくちく背中に刺さって、恥ずかしさに居た堪れなくて先輩の肩を弱く押し返すと
ぱっと抱きしめてた腕が離されると
先輩の体温が消えて
くるりと踵を返して先輩が改札とは逆方向へ足を進める
だからあたしは無我夢中で
「…先輩っ、」
無言のままの先輩の背中に探るように声をかけると、振り返った顔は切なそう揺れて
拒絶された、と思った
先輩の目が、あたしを見ているようで見ていなかったから
受け入れて貰えるとは思ってなかったけど、信じて貰えないことに心臓が捻り潰されそうには痛くなって
「俺のことなんか、好きになんねぇって言ってたくせに。」
「…っ…え？」
「お前は他のやつのことで頭がいっぱいだったんじゃねぇのかよ。」
混乱する
言われてる意味がわからない
なんでもあたし、怒られてるの？
なんで先輩はこんなに…必死で…………
定まらない思考回路で、ただ立ち尽くして
口を尖らせて、傷ついた顔してる先輩を見つめ返す
この人はいくつ表情を持っていたんだろう
あたしが知らなかった先輩を見つけるたびに、心が嬉しいって泣き出しそうで
「あたしだって……そう思ってました。」
「……」
「先輩のこと、好きになんかならないって思ってたのに……あたしの中から追い出すことが出来なくって」
なんでこんなに、好きで仕方ないんだろう
「………俺が、どんな想いで手を離したと思ってんだよ」
そう呟いた先輩が強引に引き寄せる
さっきよりも先輩の鼓動が大きく伝わってきて
ばかみたいに心臓が鳴り響いて、息が苦しい
「……もっかい聞かせて、俺のことが好きだって。」
鼓膜を擽る先輩の声が心臓が、とくんっと切ない音を鳴らす
俯いたままのあたしの頭に
ふわっと大きな手の感触
「………頼むから。そうだって言えよ。」
くしゃっと髪を撫でて
力なく凭れたあたしの身体を、ぎゅうっと両腕で抱き締める
先輩の体温に
なんにも言葉にならなくて
ただ"好き"だけが胸の中でいっぱになって
喉が詰まって声にならなくて
泣きそうになりながら頷くあたしに、小さくジヨン先輩が笑った
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merry(プロフ) - なつこさん» なつこさん！お返事遅くなりました(>_<)未だに不安定な状態で心配事もたくさんありますがわたしもなつこさんとまたお会い出来るように準備しております！体調をくずされませんようお元気でお過ごしください！ (2020年6月3日 23時) (
レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
なつこ - お元気ですか？見えない敵と闘いつつ、もはや共存していかなければならない今になって、自由やありのままの生活のありがたさに気づきました。merryさんと再会できることを願っています。ご自愛ください。 (2020年5月9日 22時) (レス) id: c319d287df (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - たかさん» たかさん！いつもありがとうございます。たくさん更新出来いことや、色々思い悩んでましたがこんな素敵な言葉を頂けて嬉しくて幸せです。テテちゃんのお話とジヨン先輩のお話楽しみにお待ち頂けるとありがたいです(*^^*) (2020年2月26日 0時) (レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
たか(プロフ) - merryさん！とりあえずお疲れ様でした。そして新しいお話ありがとうございます！テテにも素敵な幸せが来ること楽しみにしています。 (2020年2月22日 0時) (レス) id: b941ac7055 (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - ともこさん» ともこさん！わーん(><)ひとつひとつ言葉を大切に読んでいただけて本当に嬉しくて泣きそうです。これから甘々なジヨン先輩を想像していまからにやけてます。本領発揮したジヨン先輩のターンをもう少しだけお待ちくださいね！いつもありがとうございます！ (2020年2月7日 1時) (レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：merry
| 作成日時：2019年9月19日 20時
