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行かなきゃ……あの人のところに…………
そう思うよりも先に、足は勝手に動いていて
散々走った足はもう限界を超えていて、何度も転びそうになるたびに
とんっと、背中を押してもらってるような感覚に助けられ
“ヌナの願いが…………きっと叶いますように”
虚ろに輝く夜の街を、ただ前だけを見て走った
ジヨン先輩にとって特別でもなんでもなくなったあたしは
自分から行動しなきゃ、先輩には会えない
先輩の最寄り駅はあたしと同じ路線の3駅向こう
そんなちっぽけな情報しか持ち合わせてないことに焦りを感じて
飛び乗る事が出来る電車がホームに近づく音が聞こえた
会えるかどうかなんてわからない
会ったところで何かが変わる保証もない
あたしなんか特別じゃない、必要ないって言われたとしても
それでもし隣にいることが2度と叶わなくなっても
それでも
心が会いたいって叫んでる
あの日々が嘘だったとして
あの言葉が創りものだったとしても
あたしにとっては
ぜんぶ、本当だった
地下鉄の改札を抜ける前に、ぐいっと腕を掴まれて
突然立ち止まったあたしを
…………あたしたちを
追い越していく人の怪訝そうな舌打ちが聞こえる
「…………なんで？」
あとに続く言葉が出てこなくて
代わりに、ぎゅっとその手を掴み返した
この手を離したくはない
いつから
どれだけ前からあたしは
先輩の特別になりたかったんだろう
恋をした瞬間なんか、知らない
気がついたら、頭の中も胸の中も
ジヨン先輩でいっぱいになってしまっていた
「Aこそ、なんでここにいんだよ？」
ゆっくり見下ろす先輩の瞳を、真っ直ぐ見つめると
心の奥が、熱くなって
じわりじわりと熱を持つ
揺れる薄茶色の瞳の中に、吸い込まれたいと願う
「…………会いたくて、」
「え？」
「先輩に会いたくて……それであたし」
永遠に、その瞳の中にいられるんなら
あたしは
なにも望まない
「…………すきっ、」
上がる息に
震える声で
「…………ジヨン先輩が、好きです。」
こんなに
こんなにも
先輩を想う気持ちは知らぬ間に大きく膨れ上がっていて
ありったけの想いを伝えた瞬間に
あたしはジヨン先輩の腕の中にいた
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merry(プロフ) - なつこさん» なつこさん！お返事遅くなりました(>_<)未だに不安定な状態で心配事もたくさんありますがわたしもなつこさんとまたお会い出来るように準備しております！体調をくずされませんようお元気でお過ごしください！ (2020年6月3日 23時) (
レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
なつこ - お元気ですか？見えない敵と闘いつつ、もはや共存していかなければならない今になって、自由やありのままの生活のありがたさに気づきました。merryさんと再会できることを願っています。ご自愛ください。 (2020年5月9日 22時) (レス) id: c319d287df (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - たかさん» たかさん！いつもありがとうございます。たくさん更新出来いことや、色々思い悩んでましたがこんな素敵な言葉を頂けて嬉しくて幸せです。テテちゃんのお話とジヨン先輩のお話楽しみにお待ち頂けるとありがたいです(*^^*) (2020年2月26日 0時) (レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
たか(プロフ) - merryさん！とりあえずお疲れ様でした。そして新しいお話ありがとうございます！テテにも素敵な幸せが来ること楽しみにしています。 (2020年2月22日 0時) (レス) id: b941ac7055 (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - ともこさん» ともこさん！わーん(><)ひとつひとつ言葉を大切に読んでいただけて本当に嬉しくて泣きそうです。これから甘々なジヨン先輩を想像していまからにやけてます。本領発揮したジヨン先輩のターンをもう少しだけお待ちくださいね！いつもありがとうございます！ (2020年2月7日 1時) (レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：merry
| 作成日時：2019年9月19日 20時
