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ぎゅぅっと息を止めたままあたしをしばらく抱きしめて
それから短く息を吸い込んだテテの体温はあったかくて安心する
お日様のような笑顔であたし好きだと言ってくれた
この世界が終わるその時まであたしの隣にいるって言ってくれた
テテとなら、幸せになれるとそう思った
｢…………ごめんね。｣
ぽつりと呟くテテの声が頭の上から降ってきた
少し弱くなった抱きしめる腕の力から、無理矢理テテの顔を覗き込む
ごめん、なんて言われたって
あたしがテテに謝られる理由が見当たらなくて
ゆっくり身体を離したテテが、あたしの頬にはりついた髪を直して
ほっぺたをそっと指でなぞった
｢ヌナは俺のこと……好き？｣
｢……好き………だよ。｣
｢へへっ。俺の好きとヌナの好きは同じだね。｣
きゅっと下唇を噛み締め、小さく笑ったテテにその本心がどこにあるのかわからなくて
｢ヌナの好きは、恋とは違うよね？｣
｢そんなこと｣
｢ううん。わかるよ。自分が恋されてるかどうかぐらい。｣
ぐらりと大きく、空気が揺れる
｢ヌナには特別な……好きな人がいるんでしょ。｣
わしゃわしゃってあたしの髪を撫でたテテは優しくあたしを見つめていて
ぶんぶんと首を横に振ってみせたけど
｢ヌナが来るまでずっと考えてたの。ヌナのこと好きで大事だけど………ごめんね恋じゃなかった。｣
落ち着いて話そうとしてるテテの声が
どこか投げつけるように聞こえるのは気のせいじゃない
泣きそうな瞳に我慢させて、笑顔で心を必死に隠そうとしてる
思い上がってるわけじゃない
テテの手は震えてた
｢俺、ヌナのこと………呼び止めたよ。｣
｢え？｣
｢でもヌナは違う人を………その人だけを見てたよね？………あの時だけじゃなくて、いつもヌナが見てたのは……誰なの？｣
テテの悲しい目の色の理由をわかってるくせに、わからないふりをして
｢……あたしちゃんとケジメを付けて……テテと向き合いたくて｣
テテにこんなことを言わせてしまったあたしはずるくて
わがままで引き寄せるようとするなんて、ずるい
｢俺にはさ、ヌナがその人のこと忘れたくても忘れられなくて………一生懸命になってるようにしか見えないよ。｣
あたしがテテの側にいたいと思ったのは
居心地かよくて、安心出来て…………傷つかないから
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merry(プロフ) - なつこさん» なつこさん！お返事遅くなりました(>_<)未だに不安定な状態で心配事もたくさんありますがわたしもなつこさんとまたお会い出来るように準備しております！体調をくずされませんようお元気でお過ごしください！ (2020年6月3日 23時) (
レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
なつこ - お元気ですか？見えない敵と闘いつつ、もはや共存していかなければならない今になって、自由やありのままの生活のありがたさに気づきました。merryさんと再会できることを願っています。ご自愛ください。 (2020年5月9日 22時) (レス) id: c319d287df (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - たかさん» たかさん！いつもありがとうございます。たくさん更新出来いことや、色々思い悩んでましたがこんな素敵な言葉を頂けて嬉しくて幸せです。テテちゃんのお話とジヨン先輩のお話楽しみにお待ち頂けるとありがたいです(*^^*) (2020年2月26日 0時) (レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
たか(プロフ) - merryさん！とりあえずお疲れ様でした。そして新しいお話ありがとうございます！テテにも素敵な幸せが来ること楽しみにしています。 (2020年2月22日 0時) (レス) id: b941ac7055 (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - ともこさん» ともこさん！わーん(><)ひとつひとつ言葉を大切に読んでいただけて本当に嬉しくて泣きそうです。これから甘々なジヨン先輩を想像していまからにやけてます。本領発揮したジヨン先輩のターンをもう少しだけお待ちくださいね！いつもありがとうございます！ (2020年2月7日 1時) (レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：merry
| 作成日時：2019年9月19日 20時
