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おそろしく明るい夜だった
あんなにぐずってた空は澄んだ空気に星が瞬き
辺り一面が月光を受けて、青く透き透るようで
不思議な感覚
あたしたちだけ、時が止まったみたい
向かい合って何かを話し込むジヨン先輩とセナちゃんの顔が
だんだんと穏やかな表情に変わっていく
それをあたしは息を潜めて見守っていた
ジヨン先輩とセナちゃんには、2人だけの思い出があって
きっと幸せな時間が流れていたんだと思う
セナちゃんに笑いかけるあの笑顔は
多分きっと…あたしには…………誰にも見せない顔、なんだろうな
｢A。ありがとね。｣
｢え？｣
ぽそっと呟いたスンリに目線に目線を向けると
｢あたし……何もしてない。｣
｢ううん。ジヨンひょんの時間を動かしたのは確かにAだよ。｣
どういうこと？って聞き返せなかった
そう意味深な言葉を残して、涙目のスンリは満足そうに笑ってて
2人に向かって、足を一歩踏み出した
スンリがセナちゃんを呼ぶとびっくりしたような顔でこちらを振り向く
そしたら目からぼろぼろと大粒の涙を流して
わんわん泣くセナちゃんをスンリはその腕に抱きしめる
今まで張っていた気が一気に緩んだ気がした
とんとんっと2回肩を叩かれて
ぱちっ…と瞳と瞳が絡み合う
色素が薄い茶色の瞳
ジヨン先輩の世界に、あたしが映り込む
その目に見つめられると、ジヨン先輩に溺れて何も見えなくなりそうで時々怖くなる
そのまま無言で公園から出ていくジヨン先輩のあとを慌てて追いかけた
月明かりに照らされたジヨン先輩の後ろ姿が
どこかにふらっと消えてしまいそうだから
いつもそうだけど、今夜は特に
ぶらぶら、と行く当てもない手と手が
こつん……、とぶつかり合うと
軽く指先を掴まれて
｢なんでAが泣きそうになってんの？｣
ジヨン先輩が
そうやって小さく笑う
うまく言葉が紡げない
だってなんだか、胸がいっぱいで
小さく繋がっていたあたしの手をとって
きゅっとしっかり握り直す
その手が……………あったかくて
その温もりから
｢…………Aのおかげで踏ん切りがついた。｣
ジヨン先輩が初めて
ちゃんとあたしと向き合おうとしていることが伝わってきた
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merry(プロフ) - なつこさん» なつこさん！お返事遅くなりました(>_<)未だに不安定な状態で心配事もたくさんありますがわたしもなつこさんとまたお会い出来るように準備しております！体調をくずされませんようお元気でお過ごしください！ (2020年6月3日 23時) (
レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
なつこ - お元気ですか？見えない敵と闘いつつ、もはや共存していかなければならない今になって、自由やありのままの生活のありがたさに気づきました。merryさんと再会できることを願っています。ご自愛ください。 (2020年5月9日 22時) (レス) id: c319d287df (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - たかさん» たかさん！いつもありがとうございます。たくさん更新出来いことや、色々思い悩んでましたがこんな素敵な言葉を頂けて嬉しくて幸せです。テテちゃんのお話とジヨン先輩のお話楽しみにお待ち頂けるとありがたいです(*^^*) (2020年2月26日 0時) (レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
たか(プロフ) - merryさん！とりあえずお疲れ様でした。そして新しいお話ありがとうございます！テテにも素敵な幸せが来ること楽しみにしています。 (2020年2月22日 0時) (レス) id: b941ac7055 (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - ともこさん» ともこさん！わーん(><)ひとつひとつ言葉を大切に読んでいただけて本当に嬉しくて泣きそうです。これから甘々なジヨン先輩を想像していまからにやけてます。本領発揮したジヨン先輩のターンをもう少しだけお待ちくださいね！いつもありがとうございます！ (2020年2月7日 1時) (レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：merry
| 作成日時：2019年9月19日 20時
