Darling 36 ページ36
細身でシンプルなデザインのピンクゴールドの指輪が
あたしの薬指できらりと光る
｢……よかった。ぴったりだな。｣
びっくりして
ドキドキしすぎて
うるさいほどに高鳴る胸の音は
どっちのものなのか
わからないぐらいに抱きしめられて
｢別にいい彼女になってくれとか…思ったことねぇから。お前はばかでわがままで人の話を聞けねぇばかのままでいいんだよ。｣
｢……ばかって2回言った。｣
｢だってそうだろ？｣
抱きしめられてる腕の中で、ジヨンが笑うのを感じて
｢なぁ、A。｣
｢うん？｣
｢……やっぱ顔見て言う。｣
身体を少し離して、涙で張り付いたあたしの髪の毛をそっと耳にかけて
絡み合った視線
静かに息を吐き出したジヨン
｢結婚しよう。｣
ゆっくり時が止まる
それはぜんぶ、あたしの欲しかった言葉ばかりで
胸がつまって声が出ない代わりにぶんぶんと首を縦に振ると
あたしの肩におでこを乗せるジヨンはちょっとだけ震えてて
｢いつから……決めてたの？｣
｢……ずっと前から。｣
｢うそ、だってあの時結婚なんか考えてないって。｣
｢あん時はスンリもいたし、お前の方こそ考えてないって……すげぇ変な顔してたから。｣
｢だって……ジヨンがっ｣
｢どうやってお前に頷かせるかめちゃくちゃ考えたよ。｣
｢……｣
｢まぁ嫌だって言ってもするつもりだったけど｣
照れ隠しなのか、あたしの指をジヨンが何度も触れる
思わず笑みが溢れると
ジヨンがなんだよ、って睨んだ
｢あたしもジヨンのお嫁さんになりたかったよ。｣
こんなにも想いあってるのに
不安に囚われて、空回りしてたのは
きっと、言葉が足りなかったせい
｢ジヨンが好き。｣
｢うん。｣
｢大好きだよ。｣
｢知ってる。｣
想いが伝われって願うように
ジヨンの手を握ったら、あったかい体温が流れ込んできた
｢愛してる、ジヨン。｣
｢俺は……ずっと前から愛してるよ。｣
ゆっくり見つめあったふたりの瞳に、お互いが映る
力任せに引き寄せられて
頭を抱きかかえるように腕の中に閉じ込められて
いっぱいキスして
本当にたくさんして
それはまるで初めのキスのように擽ったくて恥ずかしくて
その間ずっと目を開けれなくて
あたしとジヨンの温度と想いが溶け合う感覚が心地よくて、幸せで
好きだから一緒にいたい
だから、永遠を願うの
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merry(プロフ) - さあとさん» さあとさん！わぁ…お気遣い頂きありがとうございます！なんだか心が救われました。これからもわたしの好きな世界をここで綴っていきますので、一緒に楽しんで貰えたら幸いです。いつも本当にありがとうございます！！たくさん励まされました！！ (2019年2月13日 21時) (
レス) id: a3b0dc7c0a (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - ゆみこさん» ゆみこさん！こんばんは。コメントありがとうございます！なんと嬉しいお言葉…じよんくんのいない穴を埋めるなんて大役を私ごときが務まるかわかりませんが褒められると伸びる子なんでこれからも全力で頑張らせていただきます(T_T) (2019年2月13日 21時) (レス) id: a3b0dc7c0a (このIDを非表示/違反報告)
さあと(プロフ) - いつも楽しいお話ありがとうございます。次回作も楽しみに待っています(^^)作品はmerryさんのものです。好きなように書いてください。気をわずご自身のペースで(^^) (2019年2月13日 0時) (レス) id: 922fb22c2f (このIDを非表示/違反報告)
ゆみこ(プロフ) - 初めまして。merryさんの作品が好きすぎて何度も何度も繰り返し読んでいます。登場人物の気持ちや背景が絶妙で言葉使いが切なくてもうまたらんのですww占ツクではmerryさんとあとお一人の作者さんがじよんくんのいない穴を埋めてくれる作者さんです。大好きです！ (2019年2月11日 10時) (レス) id: 72310fa53b (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - えりかさん» えりかさん！読んで下さりありがとうございます！次のじよんくんのお話ももりもり構想を練っているところです！少しでも楽しんで貰えるように一生懸命準備してからお届けしますね(*´ 艸｀) (2019年2月9日 19時) (レス) id: a3b0dc7c0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：merry
| 作成日時：2018年11月7日 20時
