ただ、未来を 2

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徳川くんと別れみやびちゃんといると、織田くんと出会った。

織「…どうした？」
み「いえ、なんでもございません…」
織「………家康か？」
み「…信長君。銀杏高校はこのまま家康君の手に落ちるのでしょうか？」
織田くんはみやびちゃんの問いには応えず、無言のまま屋上へ言ってしまった。
そして、何かを持っていた布に書くと…
織「貴様らー！！！」
そのまま布を広げ、屋上に吊るした。
そこには…【天下を獲る】と、書かれていた。
…いやぁ、アバウトすぎるでしょう…
まぁ、殿のことですから、そう決めたのならそうやり通して本当に取ってしまうんでしょうが…





豊「しかし、天下を獲るって信長が宣言したけど、あれつまり…どういうこと？」
毛「結局、誰倒すんだ？
………家康？」
上「いや、【天下を獲る】としか書かれてなかった」
前「誰を倒すとは言っていない…」
豊「じゃあ、あの宣言なんやねん！」
井「馬鹿が、ただ馬鹿な宣言しただけじゃねぇか、！」
榊「意味ねぇ〜」
黒「…意味ないことないんじゃない？」
…あの宣言には意味がある。中身のないような戯言のような言葉だけれど…【織田信長】が放った言葉には、必ず信念が…決意が込められていたから。
今回なら、それは…
井「…どーゆーことだよ」
黒「だってさあ、誰かさんが裏の道を表にするとか宣言した後に、あの旗印を掲げたんでしょ？」
『あー、それならあれは…』
武「あれは宣戦布告…」

徳「また地べたを舐めたいかァ…！」
家康くんの言葉に信玄くんは下を向いてしまったが…
武「家康…
地べた舐めさせてみろや…！
突然立ち上がり、家康くんの前に出た。
上「武田…！」
黒「旗印掲げた意味、大有りじゃん」

徳「一度掃除したゴミを相手にするほど、暇ではない」
うわ…うわぁ…流石に、色々と酷すぎる…
『…一度掃除したとて、放っておけばすぐに埃は積もります。塵も積もればなんとやら…舐めてかかるのはどうかと。
というか…私達は、ゴミではないのですが？』
徳「…A…」
『まぁ、いいんですが。…よくはないんですが、まぁ…あなたは、変えないのでしょうし。』
徳「フン………
…俺は、お前をゴミといったことは無い…」
私の言葉にそう返して、徳川くんは行ってしまった。
…いや、そういうことではないのですが。

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