※ ページ13
・かなりアレなので、読まなくていいです。
博士の息子と話してから、多くのことを考えた。
名を冠するのではなく、彼らの遺伝子を受け継いだ銀杏高校のかつての武将のクローンたち。
…なら、私は。
私は、
記憶はある。思い出も、実感もある。
けれど。
混ざる。
思考が混ざる。
【私】は、どうしてここにいるのか。
わからない。
…私も、クローン、なのか…？
なら、とんだ失敗作じゃないか。
…だから、私はこうなのか…
纏まらない思考の中で、多くの記憶がよぎる。
それは、一人のものではなく。
信長公を尊敬していた。仕えることに誇りを持ち、良き同僚、良き盟友を得た。
それが、私の記憶のはずだった。
多くの記憶が流れていく。知らない記憶。自分のものではないのに、たしかに過ごした記憶。
…私は、誰だ。
ふと、鏡の中自分と目があった。
『醜い…』
乱れた髪の隙間から覗くこの瞳は、あまりにも醜い。
かつて、化け物と、呼ばれた。
こんな瞳を持つのは魔だと。人ではないと。…なら、それでいいと思っていた。
「うつけが…お前が化け物であれば儂はどうなる。
人に何を言われようと、お前の瞳は儂が好んでおる。」そう言って髪を撫でてくれた【殿】に、私を救ってくれた殿に…殿が、クローンとなって生きて…
『っ、今度、こそ』
そうだ。名前…私の、名前、は…
「Aちゃん。」
『っ、みやび、ちゃん…！
私は…』
私の名前は、立花A。
そうだ。私が誰だろうと、関係ない。
私は、銀杏高校特進クラスの立花A。
みやびちゃんが、信長くんが…みんながそう呼んでくれる限り、私は。
まだ、私は私を好きになれないけれど。
別に、クローンだとか、武将だとか…もう、どうでもいいことだ。殿ならきっと一笑で吹き飛ばすようなことだろう。
…竹千代が…徳川家康が、これからどう出るのか。
信長くんが狙われることは確定なのだろうし…
今のぐるぐるとした悩みに囚われたところで、私には何もわからないから。きっと、殿にうつけと笑われてしまうだろう。
これからできることを一つづつ探していこうと…そう、決めた。
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オタくん(プロフ) - 凄くおもろいです！更新楽しみにしてます！ (8月7日 20時) (
レス) @page49 id: 487a14ebf8 (このIDを非表示/違反報告)
みずのえ(プロフ) - ありがとうございます〜頑張りますね、！ (2022年10月27日 23時) (レス) id: 07361828e7 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - すごく面白いです！更新楽しみにしています！！ (2022年10月26日 0時) (レス) @page29 id: 06fabb07b9 (このIDを非表示/違反報告)
みずのえ(プロフ) - …かもです…本編の性格と大幅に変えてしまっているかもで本当に申し訳ないです… (2022年10月24日 7時) (レス) id: 07361828e7 (このIDを非表示/違反報告)
クロノト(プロフ) - ヤンデレ来たかこれ？ (2022年10月20日 19時) (レス) id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずのえ | 作成日時：2022年10月13日 22時
