新人歓迎会 ページ42
まあ私は無事退院できたのだが、新人歓迎会は六時から。現在時刻は5時半何ともまあ運が悪い。復帰早々莫大な量の書類を任せられ朝からやって今に至る。
正直死ぬほど疲れたのでゆっくり行きたいとこだが、それでは一緒にリハビリを手伝ってくれた人たちに申し訳ない。
「仕方ない。頑張るかあ」
やっとのことで家に着いたというのにあいにく私は服をあまり持ち合わせていない。
えー、どうしよう。私服？制服？服屋に行ってる時間あるかな。
わんちゃん走っていけばいける…？いやでも！病み上がりだし………あーもうどうしよう？！
自分が優柔不断すぎるあまりに今家を出ないと遅刻する時刻まで迫っていた。
やばいやばい！え、待ってほんとにどうしよう！？
あー！もう！制服のままでいいや！！どうせマキマちゃんも制服だし。
私はそのまま財布と携帯を持ち玄関まで走った。
「いっ…やばい！これ走っちゃいけないヤツ！！」
何ともまあ一人でこれほど騒げる人は多分この世で私だけかも知れない。
急いで靴を履いて家を出た。ちゃんと鍵が閉まってることを確認して早歩きで飲食店へと向かった。
しばらく歩いていると途中で迷っているコベニちゃんを発見したので拾ってきた。
飲食店の中に入るとカンパーイ！！と大きな声が聞こえてきた。入ってすぐに視界に入ってきたのは見慣れた人たちで、私はつい顔がほころんだ。
各々でいろんな話題で盛り上がっていて、すごく安心してしまった。
「あの…道迷っちゃって……」
隣でコベニちゃんがおどおどしながらそういうと………奥にいた人に呼ばれて行ってしまった。
名前なんだっけ……。まあいいか。
「ちわーすっ」
「ん！Aちゃん！！」
私も少し遅れて彼らの輪に入ると、ビールを飲んでいた姫野ちゃんがこちらにいち早く気づいた。
私と目が合うと嬉しそうに顔が明るくなりこっちおいでよと近くに座布団を敷いた。
私は遠慮なく敷いてもらった座布団の上に座り、はいと姫野ちゃんからメニュー表を受けとった。
「たいていのものは注文したはずだけど、頼みたいものがあったらじゃんじゃん頼んでね。」
「ん、ありがと」
適当にメニューを開く。
枝豆、唐揚げ食べたいな。ちらりとテーブルに置いてある唐揚げに目をやる。
「盗るな盗人！！唐揚げは全部ワシのじゃ！」
ですよねえ。新しく頼むか…
「すみません。唐揚げと枝豆とお茶、一つずつお願いします」
「はいよ！」
続く
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？ - 救済…！天使くんやパワーちゃん、ガルくんが死なないと…！？ありがとーございます…！ (2023年2月2日 19時) (
レス) id: 16f178a420 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ゆなさん» わわわ！そんなとんでもない笑待たせてしまうかもしれないですけど気ままに更新していきますー (2023年1月18日 22時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - めちゃ面白い。続きまってます！！ (2023年1月11日 21時) (レス) @page41 id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ユメさん» ご め ん な さ い。外したと思ってたらついてました。今度こそ外したので！！ (2022年12月2日 18時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ - お り ふ らついてますよ (2022年12月2日 6時) (レス) id: 5e9fc6e37a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうひ | 作成日時：2022年11月22日 23時
