＊ ページ41
「パワー。ごめんね。心配かけて。今度家に行くから許して？」
「………もう、無理だけはしないどくれ」
「うん。約束するよ」
そういうとパワーは私から離れベッドに腰を掛けた。
「デンジ。多分筋肉痛なんだろうけど腕が動かせないからナースコール押してほしいな。」
そういうと素直にナースコールを押してくれた。
すぐにお医者さんたちがやってきて体調を聞かれた。筋肉痛を伝えると。リハビリをしましょうと言われた。
筋肉痛ってリハビリすんの…？
リハビリにはデンジ達も手伝ってくれた。いや、お前ら絶対こんなことしないだろ。どうした。気が狂ったのか。
なんとなく、ナースコールを押せるほどには腕を動かせるようになった。
そんな時またガラガラっと扉があいた。
「あれ？目覚めてるじゃんー！！アキ君！アキ君！！コベニちゃん達も！！」
「すごく病室がにぎやかになった。」
「だな！！」
みんな、私の顔を見るなりすごく驚いた顔をしていた。いや待って私だたの疲労で寝てただけだから。
大げさすぎ。
「そういやさ！明後日新人歓迎会やるんだけど、A来れる？」
「安心して、死んでも行く。」
「はっあはははは！！いつも通りだねー」
嬉しそうに姫野ちゃんは笑った。今笑う要素あったか？
姫野ちゃんの後ろにアキが見えたのでちょちょいっと手招きすると大人しくこちらへやってきた。
「どうだい。脇腹？の様子は」
「大丈夫だ。もうだいぶ傷はふさがってる」
「たった二日ぽっちで傷がふさがるとか、デビルハンターの生命力はすごいね。」
「そうか？よく分からないな。」
化け物たちの集まりだな。コベニちゃーんと呼ぶとおどおどしながらこちらへやってきて可愛かった。
「はい」
「あ、え。えと？」
少し痛む両手を広げるとめちゃくちゃ戸惑いながらもこちらへ体を預けるコベニちゃん。
ぎゅーっと抱きしめるとコベニちゃんの体温はとても暖かく心地よかった。
「コベニちゃんは暖かいね〜。」
「あ、え？Aちゃんも暖かいです………？」
「ワシも！ワシも！」
「お前はさっきやったろ！次は俺だぜ！！」
「は〜！？やっとらんわい！！あれはフカコウリョクじゃ！！」
「ふか、？難しい言葉使うんじゃねえ！！」
「あはは」
いつもはうるさく聞こえるこのやり取りが今はなんだか落ち着くなあ。
このまま時が止まってしまえばいいのに…なんてね
「さあ、明後日の新人歓迎会に向けてリハビリ頑張るぞ〜」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 141人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
？ - 救済…！天使くんやパワーちゃん、ガルくんが死なないと…！？ありがとーございます…！ (2023年2月2日 19時) (
レス) id: 16f178a420 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ゆなさん» わわわ！そんなとんでもない笑待たせてしまうかもしれないですけど気ままに更新していきますー (2023年1月18日 22時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - めちゃ面白い。続きまってます！！ (2023年1月11日 21時) (レス) @page41 id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ユメさん» ご め ん な さ い。外したと思ってたらついてました。今度こそ外したので！！ (2022年12月2日 18時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ - お り ふ らついてますよ (2022年12月2日 6時) (レス) id: 5e9fc6e37a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうひ | 作成日時：2022年11月22日 23時
