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「いる。」
「へー、その人はなんで車に乗ってないの？」
車内を見渡しながらそう訊いた。
「任務じゃないからな。でもあの人は任務じゃなくても一緒にいるかもな。」
「任務じゃないなら、私来る意味あった…？」
「マキマさんがお前も連れて行くって言ったんだ。」
「っていうか、任務じゃなくてもその人といるって、相当アキはその子に好かれてるんだね？」
少し嫌味っぽく言うと、さあなと返ってきた。
アキのそんな素っ気ない態度が面白くなくて腕を掴んで、アキと目線を合わせた。
「その子が私といるところ見たら妬いちゃうかもね？」
怪しく不敵に笑って見せるとアキは少しだけ驚いた顔をしてた。
「いいなあ。その子のこと名前で呼んでるんでしょ？私も名前呼んでほしいな。」
耳元でそう囁くとついにアキは頬を染めた。ああ、面白い。可愛い。
「っ、A、」
アキが私の名前を呼んでくれたので、掴んでいた腕をそっと離して、にこりと笑った。
マキマちゃんもこんな気分だったのだろうか。マキマちゃんの真似をしてみたが私ではただの痛いやつになってしまったかも、そうなったら黒歴史なんだが。
ガチャっと扉が開く音がして。マキマちゃんが車に乗ってきた。
マキマちゃんの手にはコーヒーらしきものを持っていた。私はコーヒーは苦手なので少し顔をしかめた。
車がいつの間にか出発しており、この送り迎えが終わったら何があったかなと携帯を開いた。
「デンジは不快なだけで面白くないですよ。どうしてそんなに期待をするんですか？」
アキが口を開いた。私は二人の会話を聞きながら携帯を弄っていた。
どうやら次の予定はアキのバディと3人で見回りらしい。地味に初めてなので、内心ウキウキしていた。
「全ての悪魔は名前を持って産まれてくる。その名前が恐れられているものほど悪魔自身の力も増すという。コーヒーは恐いイメージは全くないから『コーヒーの悪魔』がいたら弱いだろうね。でも『車の悪魔』がいたらどうだろう…タイヤに轢かれて死ぬイメージがあるから強いかも」
その理論だと、この世で一番恐れられている悪魔の悪魔とかいたら強いんじゃね？あと恐怖の悪魔とか。
「デンジ君は『チェンソーの悪魔』になれる。面白いと思うけどな。」
「面白いだけで使えないヤツですよ。」
アキはどうしてそんなにデンジを嫌うかな。どうせ、あとで情がわく癖に。
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？ - 救済…！天使くんやパワーちゃん、ガルくんが死なないと…！？ありがとーございます…！ (2023年2月2日 19時) (
レス) id: 16f178a420 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ゆなさん» わわわ！そんなとんでもない笑待たせてしまうかもしれないですけど気ままに更新していきますー (2023年1月18日 22時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - めちゃ面白い。続きまってます！！ (2023年1月11日 21時) (レス) @page41 id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ユメさん» ご め ん な さ い。外したと思ってたらついてました。今度こそ外したので！！ (2022年12月2日 18時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ - お り ふ らついてますよ (2022年12月2日 6時) (レス) id: 5e9fc6e37a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうひ | 作成日時：2022年11月22日 23時
