好きならセクハラすな【ヒプマイ】

【06】 ページ9

A視線

会社に行くと仁王立ちしている先輩


「おはようございます」

独「･･･」

「どうしました？先輩」

独「どうしましたじゃないだろ。何で昨日来なかったんだ」

「いやぁ…昨日は諸事情で」

独「どうせ行きたくなかったから仮病使っただろ」

「えへへっ…バレました？」

独「お前が休んだから俺にまで仕事が回ってきたぞ。そのおかげで徹夜だ」

「後で栄養剤買ってきますね」

独「あ、ありがとう。じゃなくて何か言うことがあるだろ」

「ごめんね、独歩ちん」

独「･･･」


さて仕事に戻りますか


独「頼むもう1回言ってくれ」

「先輩。仕事しましょう」

独「もう1回言ってくれたら許す」

「ごめんね､独歩ちん」


次こそは仕事に戻ろう


独「Aから言われるとこんなにも違うんだな」



【昼休み】



「お昼･･･どこで食べようかな」

独「A一緒に食べに行こう」

「え？マジっすか？先輩の奢り？」

独「何でそうなる」

「ダメですか？」

独「･･･奢る」

「あざーっす」


お昼食べる前に先生の病院に行くと


独「先生」

寂「やぁ､独歩君とAちゃん」

「どうも」


先生ね･･･良い人なんだけど

彼も手当てすると言いながらこっそりするんだ


寂「Aちゃんはいつも元気そうだね」

「えぇ、元気です」


優しく笑みをこぼす先生

なんて美しい

セクハラしたければ最高に良いのに勿体ない


伊「ちーっす！」

「よく入ってくるよね、人が診察してるのに」

伊「え？Aちん診察してたの！？」

「いや、私じゃなくて先輩が」

伊「なーんだ･･･独歩ちんがか」

「ガッカリするなよ…」

伊「あれ？また大きくなった？」

「君はどこを見てるのかな？」

寂「前よりも大きくなったね」

「先生！貴方のイメージが壊れます。発言を慎んでくださいよ、それとそんなに大きくなってませんから！」

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