平安時代の魔獣使い

旅は道連れ ページ15

襲撃にあって以来、少年がピカチュウに対して話しかける時敬語混じっててクソワロタ。


どうもAです。


今はねー、襲撃にあったのに同じ村に住み続けるのは如何なものかという事で、新天地目指し旅を続けてる最中なんだわ。

あれ、これなんてアニメポケットモンスター？？


アニポケは別に新天地求めて旅をしてるわけじゃないけど。

ポケモンマスター目指して旅してるんだけど、それは置いといて。


「宛はあるのか？」
「まぁ、一応？」
「質問に質問で返すな、不愉快だ」


チッと少年が舌打ちする。こっわ。
短気は将来モテねぇぞ。一生新品未使用になっても知らねぇからな。









行く宛ては正直、京から遠けりゃ何処でもいいかなって感じ。


襲撃者の来ていた服がそこそこ上等そうだったから、お偉いさんだと思うんだよな。
で、この時代のお偉いさんって事は、朝廷とか貴族の人じゃん。

地方の国司か郡司だとしても、交通機関がう〇こなこの時代だと、割と近い距離の地方の人の可能性が高そうじゃん。





という事で、京から遠い方面……つまり東北を目指して歩いてます。

ケンタロスに乗る勇気は無かった。
だって少年が


「そいつらの事、おれ以外にも見えるヤツ普通にいるぞ。この村にはいないようだが」


って怖い事言うもんだから。

そらをとぶは行った事ない土地には使えないしね。
ラティ兄弟のスピードだと、少年落っことしそうで怖いし。





という訳で、徒歩でクソなげー距離を移動する事になったのだ。

主な食料は、皆大好きモモンのみを筆頭としたきのみシリーズ、サイコソーダやミアレシガレット等人間も食べれそうな回復アイテムシリーズ。
最近出せることに気付いちゃったんだよね。

偶に少年が獣を狩ってくる事もある。捌き方は何処で覚えたんですか？？？


ついでに言うと、タスキやらこだわりシリーズやらの道具も出るようになりました(拍手)
あなぬけのひもが超助かる。









Aの予想は半分正解だ。


京から離れるのは正しい、連中はそこを本拠地に動いている。


しかし、襲撃者たちは朝廷の差し金ではない。





呪術師。


この時代では、陰陽師と言った方が良いかもしれぬ。




標的と共に逃亡した事で、共に命を狙われる事になってしまった。





彼女の夢は大往生。


その夢が叶うことはない。




それでも彼女は後悔しないだろう。
自分のせいだと嘆く少年を、心の底から許すだろう。

Aはそういう人なのだ。

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