渚のCANDY-女子高生の密談-2

じめじめテスト勉強 ページ19

倉子side


テスト直前の日曜日

横子の家に集まってテスト勉強


遊べる日が限られてるから補修になるわけもいかずなかなかみんなやる気みたいね


す「はぁ、疲れたわ」


一人は除いて


村「まだ始めて30分よ」

す「だって何もわからないんだもん」

横「ちゃんと教えてあげるから」


すば子の面倒はあの二人に任せるとして


安「よし、私たちは自分のことをやりましょ」

丸「私もせめて平均点はとれるようにしなくちゃ」


しばらくしゃべりながらノートに向かってたけど気づけばみんなまじめに取り組んでる


私も数学の問題とにらめっこ

うーん、と悩む時間が延びるたびじとじとした空気が気になりだす


倉「ね、横子この部屋あつい」

横「確かに窓開けてるだけじゃむしむしするわね

冷房つけましょう」


ピ、と冷房のスイッチを入れると少しずつ部屋が冷えていく


横「ついでになにか飲み物とってくるわね

倉子、おやつ選ばせてあげるから手伝って」

倉「私のことなんだと思ってるのよ…」


ぶつぶつ言いながらついていくあたり性格読まれてるのね

横子と一緒にキッチンに向かうとちょうどだれかお客さんが来てたみたいで


『あ、おった』


関西弁をしゃべるその人はどこかで見たことあるんだけど

…どこだったんだろう


横「ごめん倉子、冷蔵庫と棚の中から適当に持って行っといて」

倉「はいはい」

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