検索窓
今日:2 hit、昨日:17 hit、合計:447,318 hit

33 ページ36

Aside




左近次から手紙が来た。





(あいつから返事が来るなんて珍しい…)




彼が引退してからずっと定期的に書いていた。





(引っ越した時と緊急の時は必ず書け!とは言ったけど…)






手紙を開く。






内容はいつもの感謝やそちらでの暮らしの様子について書いてあった。






ーーーーAへ




お前がいつも俺たち隊員を自分より優先して助けてくれるのに疑問を持っていた。





生き残っている奴らを戦いが終わった後も探し回って、見つかると笑顔で抱きしめるお前から凄く嬉しそうな匂いがいつもしていた。






そしてようやくお前のことがわかった気がした。






お前は失いたくなかったんだろ?



自分が他より生きてしまうから先に逝かれることが寂しかったのだと。









気づかせてくれたのは今俺の下で修行している
ーーーー炭治郎という子供だ。






家族を鬼に殺され妹を鬼にされた。




妹を人間に戻すために鬼殺隊に入りたいらしい。







お前と妹は鬼同士だから話しが合うかもしれない。





これそうだったら来ると良い。




ーーーーー鱗滝より







全て読み終えた時背筋が凍った。







(…炭治郎?まさかあいつが?鬼に…家族を殺された?)






花子、茂、竹雄、六太、葵枝さん




目元が熱くなる。






俺は羽織りに袖を通して走り出した。








「!おい!!どこ行きやがる」



肩を不死川に掴まれた。





(すまないっ今はそれでどころじゃないんだ!!)









『…次の柱合会議は出席できそうにない。』







そう残し俺は彼の手を払いもう一度走り出した。









ーーー(ごめん、炭十郎…守るって、約束したのに)






『まだ炭治郎は生きてる。きっと禰豆子も…』







胸が苦しい。






炭十郎との約束がよぎる。







(……必ず、必ず二人はっ!二人は命に代えても守るから)








俺はもっとスピードを上げた。

34→←32



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (210 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
441人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 男主 , 最強
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

らいむ(プロフ) - 鬼滅隊ではなく鬼殺隊ですよ!あと雷柱ではなく鳴柱です! (2020年4月25日 9時) (レス) id: e597277fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ミカゲオレンジジュース推し(?(プロフ) - 真の呼吸てなんかかっこいいですね!w技名?どんな感じになるか楽しみです(●´艸`●)ニヒヒ♪ (2019年5月19日 16時) (レス) id: fbd7400c3b (このIDを非表示/違反報告)
ジルア(プロフ) - オレンジジュース()さん» ありがとうございますm(_ _)mこう言ったコメントを貰うと励みになります!!これからも出来る限り更新していけるように頑張ります! (2019年5月14日 19時) (レス) id: b098c84efb (このIDを非表示/違反報告)
オレンジジュース() - ワタシアナタの作品ダイスキなのでこれからも頑張って下さいガンバァ━━━(`・д・´)ノ━━━!!!! (2019年5月14日 12時) (レス) id: fbd7400c3b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ジルア | 作成日時:2019年5月1日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。