鬼と人の境界者

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Aside




炭治郎と別れてからずっと森の中を進んでいた。






ずっと風の音を聴いて歩いていた。




(こっち側に風が流れてる…抜け道が近くにあるな)




地べたに貼りついたりしながらこの森の道に沿って行く。




(人の作った道は何かしら起きるからな…やっぱこっちの方が安全だ。)





森の道というのは森自体の栄養が流れる土の中の一番奥にある通り。



森にとっては一番大事な場所だからその道を覆う土は頑丈で土砂崩れもない。









しばらくしてから森林の中を抜けると川が流れていた。






『おー、有り難い。魚でも釣って食うかな』









先月俺に文が届いた。




なんとあの鬼滅隊の長からだった。




「A、久しぶりだね。


そんなにそこは心地がいいのかな？



そんな中悪いが君に頼みがあるんだ。


私は病気が悪化してもう目も見えなくなってしまった。

もう一人では出歩くことも難しい



そこで君に元雷柱に会いに行って欲しいんだ。



最近そこで鬼が多く出ている。町丸ごと食い尽くす鬼だそうだ。




ほかの柱は別の任務にあたっていて手が空いていない。





これはあくまで頼みだから強制はしないよ、でも健闘を祈る。



産屋敷輝哉








(いやいや！すげぇ強制じゃん！？町が一つ消える？しかも柱が来れないときて鬼滅隊の隊として行かないわけにはいけないだろ！！？)









『てか…どこ居るんだよ、あいつ』

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