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Aside






義勇は上弦の伍を倒した事を知らせてくれた。








「新人隊員達は胡蝶屋敷で治療を受けている。…炭治郎もそこにいる」







『!そうか、良かった…』





「…」




義勇が何か言いたげに俺を見つめた。





『どした?』





「…Aにとって炭治郎はなんだ」







その問いに内心驚いたが俺は笑顔で答えた。






『守りたい者、1番失いたくない人なんだ』






炭治郎の心は誰よりも澄んでいて温かい。





『勿論禰豆子も同じくらい大切で、守りたい存在だ』







(だからこそ…)






『…自分で傷つけたくない。だからあいつらから逃げた…禰豆子はあんなに頑張ってるのに』









『義勇、俺の身体が変化してきてる。絶対順応してみせるけど時間が必要なんだ…』






「…承知した」






(少しだけ気にかけて欲しいって意味だったんだけどわかったかな?)







すると急に襟元を掴まれた。







そして押し倒される。








俺は冷静で義勇の瞳を見つめた。






薄暗い部屋で押し倒される俺…他人が見たらどう思うだろうかとか余計な事を考えていた。







「…っ、どうして抵抗しないんだ!」







『……ん?あぁそうだなぁ、、、義勇だから?』






気の抜けた俺の答えに義勇はため息を溢す。








握られていた腕の力が弱まる。






俺は腕を振り解き、背中に手を回す。





「!!!」





『…お前が鬼殺隊に入ってから、居なくなって悪かった。』







(俺にとって人は守りたい生き物だ。それは炭治郎だけじゃない…お前も居るよ)







2人で起き上がる。






『…今の義勇の行動はやきもちだろ?俺は義勇のこと大好きだから心配すんな!』





背中を叩くとむすっと顔をしかめた。







(今日の義勇表情豊かだな…いい事だ)






「俺は妬いていない。」





『またまたぁ』







この時俺は全然わからなかった。





義勇が俺に向けていた好意に。








義勇は俺の耳を塞いだ。







「ーーーー」



『?義勇??』






「俺は行く」









出て行った義勇は少し耳が赤かった。









義勇は走りながら同じ言葉を発した。




ボソッ「…好きだ、なんて直接言えるか」

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リュウビ(プロフ) - とても面白いです!続編楽しみにしています!頑張って下さい! (2020年10月29日 21時) (レス) id: 7e5a6f9b54 (このIDを非表示/違反報告)
国見@いちご姫(プロフ) - 続きが気になります!スランプ気味なのは承知です!頑張ってください! (2020年10月15日 10時) (レス) id: 0b392edb58 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - まだ (2020年5月19日 22時) (レス) id: 4d4917b86c (このIDを非表示/違反報告)
らいむ(プロフ) - 上限の伍って書いてありますが、累くんは下限の伍ですよ! (2020年4月25日 11時) (レス) id: e597277fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ジルア(プロフ) - こんな嬉しいコメントありがとうございます(つД`)ノ頑張って続き頑張ります! (2020年1月1日 16時) (レス) id: 9696a1e2c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ジルア | 作成日時:2019年6月11日 20時

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