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Aside
(女と男…か)
父と母を思い出した。
(そういえば、母さんは裕福な家の娘で父さんと駆け落ちしたって聞いたなぁ)
『ま、400年前のことだがな』
その時、ふと思い出した。
(そういえば…200年前くらいに女の鬼に会ったなぁ)
まだ鬼殺隊に入る前にその女は寝ていた俺に襲いかかってきたのだ。
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『こんなとこまで鬼はいるのか…』
「ううう!!うがあああ!」
首を押さえ、腕を縛った。
(……悲しい匂い。引き裂くような爪の音)
『飢餓状態なのか?ちょっと待ってろー』
俺は人の血も混ざっているので多少は効果あるだろう
手首を切って、口に流し込む。
しばらくしたら落ち着いたようだ。
「…どうして」
『哀しさってさ、時間が解決してくれんだよ。
でも鬼になった瞬間、人の記憶は薄れ何に苛立ちを覚えたか忘れてしまう。
でも許せなくて、段々腹が減ってって…罪を犯す。
でも気づいてんだよ。鬼/あんた達は……
寂しいだけなんだ。』
しゃがみこんで彼女に笑いかけた。
「!どうして…鬼でもない貴方がわかるの」
『鬼であり、人であるから。』
(鬼を何百年も見ているとわかるもんだ)
俺たちは夜が明けるまで話した。
『珠世、お前は人間になれよ』
「!!」
『お前は頭が良い。作ってみたらどうだろう?
…きっと沢山の人が助かるよ、珠世なら出来る!』
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『…あいつどうしてるかなぁ』
鬼の女の方が俺の方へ向いた。
「『!!!」』
鬼の正体は
「Aさん?」
珠世だった。
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リュウビ(プロフ) - とても面白いです!続編楽しみにしています!頑張って下さい! (2020年10月29日 21時) (レス) id: 7e5a6f9b54 (このIDを非表示/違反報告)
国見@いちご姫(プロフ) - 続きが気になります!スランプ気味なのは承知です!頑張ってください! (2020年10月15日 10時) (レス) id: 0b392edb58 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - まだ (2020年5月19日 22時) (レス) id: 4d4917b86c (このIDを非表示/違反報告)
らいむ(プロフ) - 上限の伍って書いてありますが、累くんは下限の伍ですよ! (2020年4月25日 11時) (レス) id: e597277fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ジルア(プロフ) - こんな嬉しいコメントありがとうございます(つД`)ノ頑張って続き頑張ります! (2020年1月1日 16時) (レス) id: 9696a1e2c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジルア | 作成日時:2019年6月11日 20時