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キヨエside
日が沈み始めた。
彼は仕事があると言って行ってしまった。
(あの方は今日捕まえると行ってくれたもの。大丈夫)
私は家へと向かった。
「キヨエ!心配したぞ。さあ早く家に入りなさい」
「はい、お父さま!」
ーーーーーーー夕飯を食べていた時
(そういえば、はやとさんだっけ……優しい人だったな)
「キヨエ」
急にお父さまに呼ばれてびっくりして肩をビクつかせた。
「縁談の話だが、どっちにするか決めたか?」
(!!そうだった。私、決めないと…)
でもその時、彼の言葉を思い出した。
ーーーすごい事なんだよ。自分を誇って良い。
(…女の私にとって、裁縫や料理も出来るのが当たり前だったから誇りに思うなんてなかった。でもあの方はああ言ってくれる)
「……お父さまこの縁談、もう少し待っては頂けないでしょうか。」
お父さまはびっくりしていたけど、お願いを聴いてくれた。
私は寝着に着替え、布団に入った。
(…明日また同じ所に行ってみよう。また会えるかもしれない…お礼言いたいなぁ)
私は眠りについた。
でも一瞬で眠気が覚めてしまった。
「んんー!!!!」
(ゆ、床から腕が!!!飲み込まれる!怖い、怖い!誰かっ!!!!!はやt)
(暗くて、息がしづらい、意識…が)
そんな微かに意識がある中、誰かが私の腕を掴んで引き寄せた。
『よく頑張ったな。もう大丈夫だ、ゆっくり眠ってくれ』
(安心する優しい声……)
私はそのまま意識を失った。
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リュウビ(プロフ) - とても面白いです!続編楽しみにしています!頑張って下さい! (2020年10月29日 21時) (レス) id: 7e5a6f9b54 (このIDを非表示/違反報告)
国見@いちご姫(プロフ) - 続きが気になります!スランプ気味なのは承知です!頑張ってください! (2020年10月15日 10時) (レス) id: 0b392edb58 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - まだ (2020年5月19日 22時) (レス) id: 4d4917b86c (このIDを非表示/違反報告)
らいむ(プロフ) - 上限の伍って書いてありますが、累くんは下限の伍ですよ! (2020年4月25日 11時) (レス) id: e597277fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ジルア(プロフ) - こんな嬉しいコメントありがとうございます(つД`)ノ頑張って続き頑張ります! (2020年1月1日 16時) (レス) id: 9696a1e2c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジルア | 作成日時:2019年6月11日 20時