66 合宿 ページ16
【月曜日】合宿1日目
『うーわ、でかっ!!!』
真「ほう…今までの会場とは比にならんな」
今週からついに始まった合宿。
早速到着した訳だけど、まずはその広さに驚愕…
空港か?ってくらいの敷地面積に、宿舎と思われる大きな建物。
ジャ「全国の強豪校が集まるからってスポーツなんとか協会のお偉いさんが手配してくれたらしいぜ」
ブ「へぇ、なかなかセンスあんな!」
みんなでワイワイと門をくぐると、そこにはアスファルトの道…というか道路が果てしなく奥まで続いていた。
『うわぁ…せっかく到着したのに入るまでにまた結構歩かないとじゃん』
仁「これだけ立派なんじゃき敷地内の送迎くらいあるじゃろ」
『学生の合宿で敷地内送迎って…旅館じゃあるまいし』
しかし女子というのもあって皆より荷物が多い私には、ぜひ送迎を頼みたい。
柳生「Aさん、長い移動で疲れていませんか?キャリーバッグを持ちますよ」
私が長い道に絶望してキャリーバッグがフラついているのに気づいた柳生が、すかさず私に手を差し出した。
『ありがとう、助かる!!』
柳生「いいえ、とんでもない」
柳生にキャリーバッグを引いてもらい、両手が空いた私が大きく伸びをした時同時に後ろから何かが近づいてくる音がした。
ブーン…
真「ん、なんだあの車は」
幸「みんな、危ないよ!路肩へ寄って」
皆が一斉に振り向くと、なにやら黒くていかがわしい車がゆっくりと徐行しながらこちらへ向かってくる。
赤「車なのにすげぇ長いっスよ!?」
幸「あはは、あれはリムジンだよ」
『えー…』
そう、私たちの傍を通り過ぎようとしていたものは黒光りしたリムジン、それもご立派な…
みんなが傍へ避けて車が通り過ぎるのを待っていると、
静かなブレーキと共にリムジンは停車した。
柳「送迎車か?」
仁「悪趣味すぎるじゃろ」
皆が注目する中運転手が客席のドアを開くと、
見慣れた男がこれまた慣れた所作で降車した
ガタン
跡「…よぉ立海御一行。この間ぶりだな。仲良く歩いてるみてぇだが送迎車は使わねえのか?エントランスまで軽く2.3キロはあるぜ」
『(うわ、跡部)』
氷帝のみんなも乗ってる。
…私たちが乗れるわけでも無いのに、わざわざ停まってどうしたんだろう?
真「しかし送迎車の有無や手配手順は何も聞いていないぞ」
跡「フン、任意レンタルだからな。…A!お前にはこの距離はキツいだろう。乗っていくか?」
『え、私?』
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キャメル(プロフ) - まゆさん» まゆさん、ありがとうございます!(;_;)その言葉で私もお仕事頑張れるし、ほんとに嬉しいです…これからもどうぞよろしくお願いします^_^ (2022年10月31日 21時) (レス) id: 0837b0830d (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - おもしろいです。更新楽しみに仕事頑張れます(o^^o) (2022年10月31日 19時) (レス) @page49 id: d99fc6d444 (このIDを非表示/違反報告)
キャメル(プロフ) - 小筆さん» 初めまして、小筆さん!!そんなそんなありがとうございます!!そういうふうに言って頂けるだけで本当に嬉しいです(^^)これからも楽しんでもらえる様に頑張るので見守って頂けたら嬉しいです❣️ (2022年10月18日 22時) (レス) id: 0837b0830d (このIDを非表示/違反報告)
小筆(プロフ) - いつも見させて頂いてます!大好きなお話なので、これからも頑張って下さい!ずっと応援してます! (2022年10月18日 21時) (レス) id: fe225f18e6 (このIDを非表示/違反報告)
キャメル(プロフ) - こかさいだーさん» 詫びようとする幸村くんいいなと思って書いたので反応してくれて嬉しいですw(^ ^)!!!!詫びすぎず詫びなすぎず頑張ってほしいですね🤭 (2022年9月29日 15時) (レス) id: 0837b0830d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:研究員 | 作成日時:2022年9月21日 20時