【鬼滅の刃】一妻多夫制の柱さん

霞柱 時透無一郎 漆 ページ13

｢＿＿＿さん、Aさん＿｣


まだ脳が覚醒し切っていない中体を揺すられ、耳元で何回も自分の名前を呼ばれたような気がする。


重い瞼を渋々開けると、まだ幼さが残る整った顔立ちが目の前いっぱいに広がっていた。


｢………………ん？｣


時透｢やっと起きた！おはよう、Aさん｣


天使のような微笑みで挨拶をしてくるが私の中には焦りがあった。


｢………え、私無一郎に手を出し｢うん、出した｣えぇ？！｢嘘だよ｣嘘かいっ!!!!!｣


焦ったァァァァァァ!!!!!まだ14歳の子に手を出したかと思ったァァァァァァ!!!!!


｢(まずい冷や汗が……止まらん……！こやつ本当に恐ろしい魔性の子だわ)｣


はーっはーっと大袈裟に息を整えていると、無一郎に不意打ちで接吻をされる。
驚いて腰を引くと、すぐに腰に手が回ってきて逃げ場を失くしてしまった。


片方の手も私の項に回っていて顔を動かすことすら出来ない。


重ねていた唇がゆっくりと離れた頃には、私の顔は真っ赤になってしまっていた。


｢む、無一郎何してっ……んぅ……ちょ、………ぁ…｣


注意しようとすると再び唇を塞がれてしまう。
でも今度は重ねるだけの接吻ではなく、舌を絡める深い方の接吻だった。


時透｢ん………、んっ……｣


お互いの舌が絡み合ったり、擦り付けあったりして体がビクビクと反応する。
しかも無一郎が私の両耳を手で塞いでしまってるから、唾液が混ざり合う音をより感じてしまう。


待って私旦那三人もいるのに!!!!!まずいって!!!!!
ん？いや、ここまでは天元と一緒か((
いやでもこれ完全に不倫になるよね？！そーだよね？！嗚呼怖い、特に小芭内コワイナー(棒読み)


なんて思いながら与えられる快感に耐えていると、ちゅぱっといやらしい音をたてて唇が離れた。
呼吸を使うからもちろん息切れなんてしないけど、もう精神的に疲れたデス!!


｢無一郎、なんでこんなことするの？｣


そう聞くと無一郎はムッとした表情をして、私を敷布団に押し倒す。
そして｢分かってるくせに｣と言われた。


まあ確かに、なぜ無一郎がこんなことするかは一目瞭然なのかもしれない。
無一郎は私の事が好きなんだ。私は鈍感じゃないから少し前から好意を持たれているのは察していた。


最初は無一郎が私を好きなんて信じられなかったけど、今みたいに2人で任務に行くと必ず夜這いされたり接吻されたりと何かしらされるからもう確信しました←

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