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京子「尊奈、落ち着きなさい。」
尊奈「ねぇお兄ちゃん、お姉ちゃんにプロポーズしたのって本気なの?私だって並樹グループの跡取りの1人だよ?私じゃダメなの?」
尊氏「なにを言ってるんだ・・・お前はまだ高校生だろ・・・」
尊奈「そんなのどうだっていいよ。18歳だから法律的にはOKだし。それとも・・・郡次さんにお姉ちゃんじゃないと、ダメって言われた?」
新井「!?」
尊氏「尊奈、何を言って・・・」
尊奈「そうやってなにも知らないふりすれば私はまた黙ると思った?私の勘違いだったのかなって何も無かったことに出来ると思った?・・・私だって、もう何もわからない子供じゃないの。」
美尊「尊奈、どういうこと?あなたはなにを知ってるの?郡次さんが何に関係してるの?」
尊奈「・・・もう知らない。私帰る。」
これ以上この人達と喋っていても無意味だと思ったので、私は会社から飛び出した。
家にも帰りたくなくて、みんなが知らない場所に行きたくて、ただ、適当に歩くと薄暗い橋の下に着いた。
尊奈「こんな所あったんだ・・・」
春海「あれっ君もしかして、100億のご令嬢?」
尊奈「・・・誰?」
春海「ただのストリートミュージシャンだよ!それよりも・・・君、並樹尊奈・・・でしょ?」
尊奈「なんで私の名前知ってるの?」
春海「エイトがよく話してたからね〜君のことはいろいろ知ってるよ。」
尊奈「・・・」
私は何も言わずに彼の隣に座った。
春海「いいの〜?こんな所座り込んじゃって。せっかくのドレスが汚れちゃうよ?ここは、君みたいに綺麗な人が来るところじゃないよ。」
尊奈「私は、綺麗なんかじゃない。血の繋がらないお兄ちゃんを好きになって、お兄ちゃんがお姉ちゃんにプロポーズして・・・私は、お姉ちゃんに嫉妬して暴言吐いちゃったんだから。」
春海「君はお姉ちゃんが大好きなんだねぇ。」
尊奈「私が?ないない。だって、私が欲しいものって、ぜーんぶお姉ちゃんのものなの。中には私が欲しいって分かっててお姉ちゃんのものになったものもあるし。・・・うちの会社の人は、みんなお姉ちゃんがかわいいんだよ。」
その時、私のスマホが鳴った。
相手を確認すると、お姉ちゃんからだった。
私はそのまま放置して、切れるのを待った。
春海「よかったの〜?電話出なくて。」
尊奈「いいの。だって、私がいなくたってもう誰も困らないもの。なんだかんだ言ったって、お兄ちゃんはどうせお姉ちゃんのものになるし。」
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愁 - 何度も続けてのコメントですみません...。 物語一気に読んじゃいました。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした...。 (2019年10月20日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
愁 - またまた続けてのコメントですみません...。 去年までバレなかったけど、去年初めてバレた ってなんかおかしくないですか? (2019年10月20日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
愁 - また続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 横浜 流星〜3〜のここの台詞 あなた「去年までバレなかったけど、 去年初めてバレた これ正しくは一昨年までバレなかったけど、 今年初めてバレたではないんでしょうか? (2019年10月20日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
愁 - 続けてのコメントですみません(>_<) 一つ前のコメント将暉〜1〜と書きましたが...。 正しくは将暉〜2〜でした。 すみませんでした...。 (2019年10月20日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
愁 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 菅田 将暉〜1〜のここの部分 今度は隣に将暉くんもいるこれって他の人も いるんです? (2019年10月20日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼暉 | 作成日時:2018年3月7日 18時