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結局、部屋の外から信者の「教祖様」という呼び掛けにより部屋から追い出された私。

仕方なく部屋であれこれと準備をしているといつの間にかあたりは暗くなっていた。



いつの間にこんな時間が経っていたのだろう。



でも着物はまだ決まっていない。
こんな時間まで私は何をしてたんだ。


あちこちに着物が散らかってる……。




「おーい、A?居るかい?」



『居るよ!準備してた』



「まだ準備してたの!?」






何故か驚かれる。
っていうか、部屋に入らないのかな






『童磨、いいよ入ってきて』



「うん、失礼するよ」





そう言って入ってきた童磨だったが、
私と部屋を見てギョッとしたように顔を顰める。





「……なんで何も着てないんだい?」



そして苦笑い。




『着物が決まらない、どうしよう』



サラシを巻いた状態でウロウロと部屋を歩き回る私。
あちこちに散らばる着物を拾い集め、衣桁(いこう)に着物を掛けていく。







__その時、後ろから童磨に包み込まれ、着物を拾い上げる手に童磨の手が重ねられた。




突然の事で心臓がドキリと高鳴る。








「ねぇA……今の自分の格好、わかってる?」



『……!』





耳元で童磨の低い声が囁く。
それにより私の体全体のゾクゾクが止まらない。






『い、いや……どうせすぐ着物決まるだろうと、』


「そういう問題じゃ無いんだよねぇ」




童磨の左腕が私の首に絡められ、
動こうとしても動けない。

右手は相変わらず童磨の手に弄ばれてる。
指を絡められたり、にぎにぎされたり。





『ごめ……童磨、いい匂いする。』



「え?そう?」




首だけ回して童磨の首元に顔を擦り付けてみた。
花の匂いかな?





『……女喰ってた?』



「うん」




即答かよ。

ニンマリ笑みを浮かべていそうな童磨を想像してため息をつくと「なになに?」と楽しそうな童磨の声が降ってくる。




こうしている間にもあたりは段々暗くなって、
部屋も闇に包まれていく。





『童磨……あの、腕。』



「俺がこのまま離すと思ってるの?」



『え』






離してもらわないと着物が着られない。



そう呟けば童磨の先程よりももっと楽しそうな笑い声が聞こえてくる。





どうするこの状況。(真顔)







ーーーーー



続編に続きます!!

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おもち(プロフ) - るみさん» おおお……!!!コメントありがとうございます……ッッ!!!こちらこそ感謝です……っ゚(゚´Д`゚)゚。 (2020年1月4日 15時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
るみ - 今ここまで読んで見ましたが……私の想像以上に最高の作品でした!!書いてくれた作者さんありがとうございます!! (2020年1月4日 13時) (レス) id: b36153d67a (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - クラゲさん» ヒビが……(´・ω・`) (2019年12月1日 18時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - うささん» そそそそそんなに!!!?滅相もない!!!(;▽;)嬉しいですぅぅぅぅぅありがとうございますぅぅう!!!!゚(゚´Д`゚)゚。 (2019年12月1日 18時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - paopaoman217さん» え!?ありがとうございますっっ!!!!ヽ(;▽;)ノ更新待っててくださいね〜!!(≧▽≦) (2019年12月1日 18時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち | 作成日時:2019年11月17日 23時

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