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夜。





Aが一向に俺の所に来なくなった。
様子を見にAの部屋に訪れたのはいいけど。




部屋がもぬけの殻じゃないか






どこに行った?いつの間に?







俺は探知探索が不得意なんだよなぁ


夜だから朝まで探せることは探せる。
というか、そうするつもりなんだけど。





どこを探せばいいのかわからない。


まず、どうしてAが居なくなった?





思い返せば今日はAにいつもよりもキツいことを言ってしまったかもしれない。


でも俺は本当のことを言っただけだ。




腹が立っていた。

その勢いで、つい。





俺の心無い言葉を聞いた時のAの顔は
初めて見るものだったなぁ。





外を歩き回ってAが行きそうな所を順番に巡る。

途中鉢合わせした鬼狩りを適当に葬って、
Aの名を呼ぶ。





「あれぇ、居ないなぁ…
やっぱり俺のせい?」




焦りを紛らわすようにいつものように笑みを浮かべてみるも、気持ちは治まらない。


こんなの俺らしくないじゃないか




本当、Aは面白いなぁ





「あ、君」




適当に歩いていたところを鬼と出会した。





「ひ、ひぃっ…!“また” 上弦…!」



「え、なになに
他にも上弦と会ったの?誰誰?」



「…はっ…!あの女は上弦じゃないんだった…!」





何か頭の悪そうな鬼だ。
もっと賢いやつは居ないのか。


まあ、一応まともに話せる鬼だしよかったのかな






俺は扇をチラつかせて鬼に尋ねる。






「ねぇ、その女って誰のことかな?」




すると震えながら答えてくれた。




「ひ、ひぃ…ッ、A様です…っ!
ど、どうかお許しを……!」



「どこに行ったか分かる?」



「“ダキ” やら何やら……ッ
私めはそれだけしか聞いて……っ」



「…………ダキ?
………………へぇー。

Aはそんな所に向かったのか
……悪い子だなぁ」



「も、もうお許し……ぐぁぁッ…!」





俺に何も言わずに出ていくなんて
しかも、花街なんかに行ってしまうとは。

本当、いつの間にそんなに悪い子になったんだろうねえ


あの子にはお仕置が必要だ




せっかくAの行き先を教えてくれたのに
思わず八つ当たりしてしまったな




死なないから大丈夫だけど







……あぁ、Aは俺に殺されたいのかな



なんで俺がAを傍に置いておくのか
冷たくするのか






俺の気も知らないで、ねぇ

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永眠@神作のコメ欄に浮上 - 今更だけど一章のコメ欄にきたぜよ!!←←  きたついでに懐かしの一章をまた見て行くわ♪二章でも早いうちにコメするねっっっっ (2020年1月6日 22時) (レス) id: de5541b525 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 秋刀魚大好きなエメラルドさん» いやそれな!!!です!!!!!萌えますよね……(((o(*゚▽゚*)o))) (2019年12月17日 1時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
秋刀魚大好きなエメラルド - 両片思い…とてもすこ(クソデカボイス) (2019年12月17日 0時) (レス) id: 8b9d7d7154 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - ももさん» それいいっすね賛成です( ̄∀ ̄)イケメンな教祖様がいるので毎日極楽ですねっっ(o´艸`) (2019年11月18日 22時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
もも - おもちさん» きゃーっ!!それは凄い私得!! 信者同盟結びませんか?(^.^) (2019年11月16日 12時) (レス) id: 059a63c2b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち | 作成日時:2019年11月6日 23時

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