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『いい夜だな〜
こんな日は童磨と一緒に出かけたいな』
今日は私1人だけで夜の道を散歩していた。
童磨は今頃信者の女の話を聞いているんだろう
私が屋敷を出る前に、童磨が女に呼び止められているのを見た。
今宵は月が綺麗に見える。
行く宛ても無いけど、こんな夜の道をブラブラと散歩するのはなかなか楽しい。
だって、ほら。
「鬼……!!」
『こんばんは、いい夜ですねぇ』
鬼殺の剣士さんと会えるから。
剣士は私に刀を向け、人のくせに鬼のような形相で睨めつけてくる。
『聞いてくださいよ、こんなにいい夜なのに
私の好きな人は隣にいないんです
別の女の話を聞いているんです
それが仕事だって分かってるんだけど、嫌だなぁ』
話を聞いてもらいたいから、笑顔を絶やさずに男に語りかけてみる。
「鬼のくせに何が想い人だ!!
そんなのあってたまるか!!
お前は潔く死ね!!」
刀を振り回して私の首を狙ってくる。
私はわざと避けずに刀を首で受け止めた。
キインッ、と高い音が響いて刀が弾き返される。
悪いけど、私の首は硬いんでね。
「何故刃が通らない!?」
『私の首硬いもん。
で、どう思う?彼が今別の女と一緒にいるって思ったら寂しくてさ……』
震え出す男。
あれ、返事してくれないのかな
『ねぇ__』
男に手を伸ばそうとした時、
私の腕が切り落とされた。
『あれ』
「っ……!」
男を庇うように立っているのは私の腕を切り落とした若い男と他2人。この子たちも鬼殺の剣士だろう、
「大丈夫ですか!?」
その内の市松模様の羽織を羽織った男の子が尻もちをついた男に話しかける。
優しい子なんだろうなぁ、
「エッ、この鬼美人!!!でも怖いよぉぉお炭治郎助けて!!?」
「殺るぞ紋逸!!」
「いやぁぁぁぁぁ」
黄色い男の子に関しては鬼に対して美人とか言い出すし色んな意味でちょっと危険な子なんじゃないかなと思う。
そして猪の被り物を身につけた男の子は正面からぶつかってくる。
『話を聞いて欲しかっただけなのにな』
ほぼ文句だけど。
「猪突猛進!!!」
身を捻って猪くんの攻撃を避けると、
次は目にも止まらぬ速さで雷を纏った黄色い男の子が私目掛けて刃を振るった。
『痛てて……』
また腕を切り落とされた。
油断してたかな。
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永眠@神作のコメ欄に浮上 - 今更だけど一章のコメ欄にきたぜよ!!←← きたついでに懐かしの一章をまた見て行くわ♪二章でも早いうちにコメするねっっっっ (2020年1月6日 22時) (レス) id: de5541b525 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 秋刀魚大好きなエメラルドさん» いやそれな!!!です!!!!!萌えますよね……(((o(*゚▽゚*)o))) (2019年12月17日 1時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
秋刀魚大好きなエメラルド - 両片思い…とてもすこ(クソデカボイス) (2019年12月17日 0時) (レス) id: 8b9d7d7154 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - ももさん» それいいっすね賛成です( ̄∀ ̄)イケメンな教祖様がいるので毎日極楽ですねっっ(o´艸`) (2019年11月18日 22時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
もも - おもちさん» きゃーっ!!それは凄い私得!! 信者同盟結びませんか?(^.^) (2019年11月16日 12時) (レス) id: 059a63c2b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おもち | 作成日時:2019年11月6日 23時