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『もう私こんな所に来たくない』



「前から言ってただろう?
ここには来るなと」



『童磨と一緒だともっと嫌だ』



「え、それは何故だい??」




童磨は困ったように笑って首を傾げた。
待って、可愛い。





『……女が集まってきて鬱陶しい
童磨を取られる』



「…………ぷっ」




何故か吹き出した童磨。
私はなにかおかしな事を言っただろうか。





「……ふふ、そうだったんだね
へぇ………そんな煽り方、どこで覚えたんだい?
今までどんな奴らに同じ事を言ってきたのかな?」




顎を掬われ、視線が合わさる。

虹色の目がとても美しい。





『童磨だけだよ』



「……ふーん」





童磨は満足そうに笑ったかと思いきや、
私の頭を撫で先を歩き始める。




後ろからついてくる女は私を睨んでる。

私と童磨が仲良くしてるから怒ったのかな?
ふははは(ドヤ顔)





「何笑ってるの?」



『童磨ってなんでそんなにかっこいいのかなと思って』



「そうかな、ありがとう」





爽やかな笑顔最高……なんて考えて居た時、
急に後ろから声をかけられた。





「あのっ!」



『……』





私たちの跡をつけてきていた女だった。




「俺たちに何か用かい?」



微笑みかけた童磨に頬を染める女。
あぁ、恋してるんだな……と嫌でも分かる。





「……そんな女より、私にしませんか?
たくさん色んなことしてあげられますよ……?」




私たちの元へ駆け寄ってきて童磨の腕に自らのを絡め出す女。

うわ胸押し当ててるムカつく。





「……ふーん、それは楽しそうだ。」



にこり、と童磨が笑顔を浮かべると余計に頬を染めた。





「お兄さん、本当綺麗な顔してるね……
どうだい、今晩
何度でも抱かせてあげる」



「……」




黙り込んだ童磨。
え、頷かないよね?真顔とか何考えてるの怖い。





「……お兄さん、」



童磨の顔に自分の顔を近づけた女は、
童磨の唇を舐めて、そして口付けをした。




『……!』




童磨、童磨、


なんで避けないの



「…お兄さんの唇、柔らかいわあ」



そう言って女は童磨の胸に飛び込む。

いいなぁ、私ですらそんな風に触れさせてもらったこと全くと言っていい程無いのに。





なんだか


殺意



芽ばえるなぁ

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永眠@神作のコメ欄に浮上 - 今更だけど一章のコメ欄にきたぜよ!!←←  きたついでに懐かしの一章をまた見て行くわ♪二章でも早いうちにコメするねっっっっ (2020年1月6日 22時) (レス) id: de5541b525 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 秋刀魚大好きなエメラルドさん» いやそれな!!!です!!!!!萌えますよね……(((o(*゚▽゚*)o))) (2019年12月17日 1時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
秋刀魚大好きなエメラルド - 両片思い…とてもすこ(クソデカボイス) (2019年12月17日 0時) (レス) id: 8b9d7d7154 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - ももさん» それいいっすね賛成です( ̄∀ ̄)イケメンな教祖様がいるので毎日極楽ですねっっ(o´艸`) (2019年11月18日 22時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
もも - おもちさん» きゃーっ!!それは凄い私得!! 信者同盟結びませんか?(^.^) (2019年11月16日 12時) (レス) id: 059a63c2b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち | 作成日時:2019年11月6日 23時

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