【銀魂】〜名前〜(神威)

第31話 ページ32

神威side









阿伏兎「ホントに、そう思ってんのか？」









阿伏兎は悲しそうな目で俺を見た









意味がわからない。今Aは……美花として幸せな人生を歩み出してるんだ









阿伏兎の溜息が聞こえた









阿伏兎「はァ……ったく、世話の焼ける団長だなァ。いい加減気づいたらどうだ？








Aの好きな奴は、今はもう銀時って輩じゃねぇよ。









お前さんだよ。団長。」









神威「……は？何言って……」









阿伏兎「見てりゃ嫌でもわかるっての。1番楽しそうに笑って、幸せそうな顔してやがら。お互いにな。

ここを離れる時もAは嫌がってただろ。
迎えに行ってやったらどうだ？









てめぇが後悔するぞ」









《離れたくないなぁ》









そう苦笑いしたAの顔が頭に浮かぶ









ほんの少しでも、期待してもいいの？









俺に、Aを幸せに出来るの？









俺を、撰んでくれるかな？









神威「……ホントに、可能性はあるのカナ？」









阿伏兎「そりゃ自分で確かめろこのスットコドッコイ」









神威「……うん、ありがとネ。阿伏兎」









後悔しても良いって言ったけど





嘘だ。









やっぱり後悔なんてしたくない









伝えてみよう









ほんの少しの、可能性にかけて









俺は……来週、地球に行く事を決めた

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