【銀魂】〜名前〜(神威)

第30話 ページ31

神威side









神威「阿伏兎っ！！！！どういう事！？来週地球に行くって……俺もう行かないって言ったよね？」









阿伏兎「あ？あぁ、けど仕事だ。しゃーないだろ」









神威「俺はもう行かないっ！！勝手にそういう事を決めるな！！！」









阿伏兎「団長ｻﾝよォ、いい加減気づいたらどうだ？」









神威「なにが」









阿伏兎「Aがいなくなってからのお前、すげぇ荒れてるぞ。……弱くなってる」









弱くなってる……？俺が？









俺は……弱い奴には興味無い









Aは……弱くない。あの子の気持ちは、俺よりも強い









俺が、弱くなってる……？









神威「どこがだよ」









阿伏兎「ココ最近の戦闘は全部イライラしながらやってやがら。この間珍しく星潰しで怪我負ってきたのはどこのドイツだろうな？」









……確かに俺は、最近イライラしてた。









無理矢理、自分を納得させて
Aがいないストレスを力任せに奮ってた









生きる意味さえ、わからなくなっていた









毎日毎日、夢に出てくるあの笑顔









《神威っ！！》









元気な声で俺の名を呼ぶA









けど、あのお侍さんに抱きしめられてる時のAは、俺の知ってるAじゃない。









美花、だった。









阿伏兎「……団長。来週、気持ち伝えたらどうだ」









神威「……どういうつもり？俺はAの幸せを願って手を引いたんだ。何を今更、幸せを壊すような事をしに行かなきゃ行けないの？」









阿伏兎「ホントに、そう思ってんのか？」

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