53羽 ページ4
今日は久々の任務です!
今日はポニーテールにして蝶の髪飾りを
頭に付け、準備を終わらせ、
走って外に出た。
しのぶおねーちゃんも任務らしく、
今日は屋敷にいない。
すれ違うアオイちゃんとカナヲおねーちゃんに
元気よく行ってきますと走りながら伝えると
アオイちゃんから大声で「怪我しないようにね!!」
と叫ばれた
もう、慣れっこである。
今日の任務は、隣の下町に深夜になると酔っぱらいが消える路地裏があり、鬼が出るのではと言われている。
私の鎹鴉の
柳「本日ノ任務ハ獪岳ト合流シ、隣町ニ向カウヨ〜」
『うん!獪岳さんってどんな方だろ』
と、ワクワクしていた私に伝えてあげたい。
何この緊迫としたこの重い空気。
実弥さんよりやりづらいよ。
はぁっとため息をこぼす。
あたりは静まりかえっているので私のため息だけが響く。
獪岳「…可愛すぎんだろ」
ため息を吐いた彼女に届かないだろうが
彼の言葉は熱を帯びていた。
下町とだけあって繁盛している、都通り。
でも、狙うはそこから1本外れた路地裏。
もう夜なので張り込みに徹底しようと思って、歩き出したが、袖を引っ張られピンっと止められてしまった。
『う、わっ、な、なんです?』
獪岳「情報は集めてある」
『え?』
獪岳「…ということだ。」
『…なるほど、酔っぱらいの方が、路地裏に迷い込んだところに鬼が連れ去っちゃうんですね!』
獪岳「あぁ、聞いた所だけだから、事実かは…うわっ
」
『ありがとうございます!』
思わず手を握ってしまった。
嬉しい!上文撤回!!撤回!!
なんだ!やさしいひとじゃん!!(チョロチョロ)
よーし頑張るぞ!
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をををを - 気になりすぎるぅぅぅ!!!!!!頑張ってください!!!!! (9月30日 0時) (レス) @page5 id: 664202b07f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゅが | 作成日時:2023年6月26日 15時