二百二十九話 潜入者に迫る危機 ページ40
松田 side
風「公安の風見です。ここの責任者は目暮警部と聞きましたが…」
公安…つい先日発覚したことだが、公安は諸伏や降谷、クロが配属されたところだった。
まあ、公安とは言っても、細かく言うと違う場所らしいのだが、それは置いておくとして。
潜入捜査までしていたらしく、諸伏と顔を合わせたのは実に四年ぶりくらいだ。
しかもクロが匿っていたとかでここ数年は降谷ですら居場所を知らなかったらしく、相当お冠だった。
短髪に精悍な顔つきをした風見というその人は、俺たちをぐるりと見まわした。
目暮警部が一歩前に出る。
風「あなたが目暮警部ですか？」
目「いかにも私が目暮だが…公安が警察病院に何の用かね？」
風「そちらにいる女性をすみやかに引き渡していただきたい」
目「何故かね？我々にも捜査の権利はあるはずだが」
聞くところによるとこの記憶喪失の女性は昨晩警察庁に侵入した被疑者で、その目的を聴取せねばならないとのことだった。
なるほど、警察庁に侵入した被疑者だとすれば、公安が出て来ても何らおかしくはない。
やり取りを聞いていた女性はおびえたようにうつむく。
そりゃあそうっだろう。もし本当に記憶喪失なら、自分に身に覚えのないことを聴取されるというのだから、たまったものじゃない。
少なくともそんな状況になったら勘弁してほしいところだ。
風「わかっていただけたならすぐに身柄引き渡しの手続きを始めてもらいたい。あなたたちにそれを拒否する権限はないのだから」
高圧的な態度に何だか気分が悪くなる。
それは周りも同じようで公安の風見さんをにらみつけているのが大半だった。
というかいつもなら殴りかかっているところだ。もう少し言い方というものがあるだろうが。
目「…わかった」
風「ではこちらへ。申請書は用意してあります」
風見さんはそういうと足早に歩きだす。目暮警部がその後を追った。
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スノーローズ(プロフ) - nanoka(*´∀｀)さん» おー！挑発の仕方が悪かった一影さんです。目が覚めたらそうこの中真っ暗でいつの間にか両サイドにバーボンとキールが... (2019年2月12日 18時) (
レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀｀)(プロフ) - 確かにその挑発はダメだね、一影笑 一緒に頑張ろー← (2019年2月12日 18時) (レス) id: baf4e201be (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - しろまるさん» 返信大変遅れて申し訳ないです。すみません、バイトやら学校やらでバタバタしておりまして、学校もそろそろ終わるので、そろそろ更新できるかと思います。お待ちいただけたら幸いです。 (2019年1月26日 19時) (レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
しろまる - おもしろいなーって思って読み進めていたら、ここまであっという間でした！いそがしいのでしょうか？またの更新楽しみにしてますね。 (2019年1月25日 1時) (レス) id: c9649c4db2 (このIDを非表示/違反報告)
みこ - 百九十ニ 「精子の声」→「制止の声」じゃないでしょうか？ 続き楽しみにしてます！ (2018年8月17日 18時) (レス) id: 3d83174dd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スノーローズ x他1人 | 作成日時：2018年8月3日 13時
